2013年11月10日日曜日

リトルカブの55周年モデルがカッコイイ!…それに引きかえあっちはねぇ…













ホンダ、初代スーパーカブの誕生55周年を記念した期間限定モデル「リトルカブ・55周年スペシャル」

リトルカブはポップでキャッチャーで本当に良いものです。
丸みのあるデザインはクラシカルでノスタルジックです。
ホントいいです。

なので
110ccで出して。

だって今のスーパーカブはカッコ悪いんだもん。
変にカクカクしてて、中途半端に未来っぽいラインがサイコーにカッコ悪い。

とはいえ、リトルカブの50ccじゃ困るんだよね…。
最高時速30キロとか無理…。
二段階右折とか無理…(やりかた忘れた)。

それかスーパーカブを早くFMCしてください。
そしたら買います。

しかし、この55周年モデルのリトルカブはカッチョいいな。
リムが赤いってのがクールだなぁ。
いいなぁ。
欲しいなぁ。

2013年9月25日水曜日

「Yahoo!ショッピング」で中古車がバカ売れだー(棒)













photo credit: stick_kim via photopin cc

なんでも「Yahoo!ショッピング」で中古車販売が好調らしいです。

云うには「ヤフオク」での自動車の取扱で実績を出してきたことで、消費者はネットでクルマを購入することへの抵抗感が薄くなっていきている。

らしいです。

「Yahoo!ショッピング」に掲載されている在庫車は「車選び.com」のモノですね。
今年の3月から「Yahoo!ショッピング」で中古車の販売を始めましたが、当初2万台だった掲載車両が、現在では3万3千台らしいです。販売台数も開始時点と較べて8倍の実績になったそうですよ。

って言われてもねぇ……ん〜どうなんでしょね。
実際にサイトを見ても、見やすかったり検索しやすかったりって印象はあんまりないし、販売実績うんぬんは実台数が出てないからなんとも言えないしね……。極端な話し、1台が8台になれば8倍だしね……。

でもヤフーは中古車流通支援を強化していく方向だそうで、2016年までに掲載台数を10万台まで引き上げるそうですよ。

ヤフーが本気出したらGoo-netやカーセンサーに勝てるんでしょうかね……。
個人的にはヤフーはC2Cに注力した方が強いんじゃないかと思うんですけどね。
ヤフオクみたいにただの場貸しじゃなくて、ちゃんと取引に介入するようにすれば可能性あると思うのですがね。

将来的にクルマはネット上で売買されるようになりますが、これまでと同じ見せ方をしているうちはまだかなぁっと思います。消費者の意識の変化ってのは当然あると思うんですが、見せ方や提案の仕方にイノベーションが要りそうです。

しかし、ヤフーが本気だすなら面白くなりそうですねぇ。カービューも取り込んだことだし、何かがおこるかもしれない。……そんな期待を持ってしまいます。

そうだ。でも取り込まれた方のカービューは何だかつまらんサイトになっちゃいましたね。メディアとしての魅力が下がったような……気のせいですかね。

2013年9月24日火曜日

「自動車購入協会」が発足するそうです















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「自動車購入協会」が発足するそうです。
中古車買取りをめぐるトラブルを防ぐ業界団体とのことです。

これまでのあらすじ

「特定商取引法」一部改正!!出張買取は死亡フラグ確定!?
特定商取引法の一部改正!四輪は規制対象外になった模様!
中古自動車買取業界に向けられる目は厳しさを増していく

今年2月の特商法の一部改正では四輪については適用除外となりましたが、除外になったことへの周囲からの不満の声は大きく、関係業界が自主的に消費者保護に取り組むことになっていました。

日本自動車販売協会連合会、日本中古自動車販売協会連合会、全国軽自動車協会連合会、自動車公正取引協議会、日本自動車流通研究所(JADORI)、ガリバーインターナショナル、カービュー、エイチームなどが参画して、一括査定と買取りの関係各社が連携して悪徳業者の排除を目指すそうです。

協会では標準約款や広告ガイドライン、倫理綱領などを策定する予定。
標準約款は買取りを依頼した消費者が、無条件で契約解除できる期間やキャンセル料を定めるそうです。また、査定後の減額請求(査定後の瑕疵の追加による)をできないようにして二重査定を防ぐとのことです。

広告ガイドラインでは、車両の価格を知りたい場合と査定を依頼する場合とで対応窓口を分けることで、インターネット査定を利用した消費者に過度の勧誘が行われないようにするようです。

消費者向けに正しい買取りに関する知識を啓発する活動なども行っていくようです。

買取り業界の健全化が、グレーな印象の強い中古車業界の変化のきっかけになるかどうか……試されるところです。


2013年9月18日水曜日

台湾では痛車は取締りの対象らしいです













新聞で見たのですが、台湾では痛車は取締りの対象なんだそうです。
アニメやマンガの大型展示会が開催されるなどして、ここ5年ぐらいで盛んになっているらしいのですが、市民権を得るには至っていないそうです。

カルチャー的に台湾はこっち系の親和性が高そうなので、それなりにビジネスチャンスがあるのではないかと漠然と思っていましたが、処罰されちゃうとは……。

車体の色が登録と違うという理由で処罰されるようですね。
違反した車両のオーナーには900〜1800台湾元(約3000〜6000円)罰金や車検の受け直しが命じられるらしいです。改善されない場合にはナンバープレート没収なんてこともあるとか。いやはや厳しいですね。

痛車を推進する団体「台湾痛車推進協会」なんてのもあるらしく、当局の対応に憤っているとかなんとか……。関連規定を定めるように求めていくとか云々……。

クルマのメディア化というのは世界的なんですかね。ビジネスが育つ契機になるといいのですが……。

※画像勝手に拝借しました。ごめんなさい。


2013年9月8日日曜日

クルマのカスタムは女の人の方が積極的らしいです













photo credit: Rigmarole via photopin cc

最近よく聞く話だと、女の人の方がクルマをカスタムするそうです。

女の人はコンパクトや軽をチョイスすることが多いですが、
人と同じなのは嫌だ!ということのようです。
ケータイをデコったりするのに近い感覚なのでしょうか。

エアロ・アルミ・ローダウンといったところが人気あるみたいですね。
まぁ、定番といえば定番ですが。見た目重視。

しかし、そう考えるとクルマは自己表現のためのメディアのひとつなんでしょうね。
クルマが単なる移動手段や道具になってしまって久しいですが、
女の人にとっては重要なメディアとしての価値がまだあるようです。

メディアとして考えると痛車なんかも自己表現として同じ文脈で捉えられるのかもしれません。
まぁ、こちらは女性向けのカルチャーではないですが…。

今後は自己表現のメディアとしての価値を訴求する方向が、
クルマを身近に、魅力的に感じてもらうための
ひとつの切り口として有効なのかもしれませんね。

2013年8月18日日曜日

クルマは通信販売で売れるようになる












photo credit: Stuck in Customs via photopin cc

 少し前ですが、日本自動車販売境界連合会が「2013年版自動車ディーラー・ビジョン」の中で「インターネットが与えるディーラービジネスへの影響と見通し」をまとめていました。

 その中でユーザー調査を行っており、興味深い結果が出ています。インターネットで直接新車を購入する「インターネット直販」に「興味がわく」と回答したユーザーが34%いたそうです(調査数2063人)
 これまで業界的には、自動車は高額商品のため商談・試乗が必要であり、また、登録手続きが煩雑であるため、簡単にネット直販が主流になることはないとの見解でした。
 しかし、この数字は業界がこれまで仮定していた状況よりも、ネット通販の可能性が高まっていることを感じさせるものでした。
 
 とくに20歳代では「興味がある」と回答した比率が41%となり「興味がない」を13ポイント上回りました。これは将来的な主要顧客である若年層は、ネット通販へ流れていく可能性があることを示唆しています。ネット直販はあらゆる分野で主流になりつつあります。クルマだけが例外とはいかないでしょう。
 
 よくECの場合に引き合いに出されることですが、過去、衣料品はネットでは売れないと言われていました。試着ができない、素材や作りを見て確かめられない、などの理由によるからだとされていました。ですが、今やネットで衣料品を購入することはあたりまえになっています。ショップ側の努力もさることながら、ユーザーの意識の変化が一番の要因でしょう。ネットが一般家庭へ広く普及していき、様々なサービスがネットで展開されていくなかで、ネットで購入することへの心理的なハードルは劇的に下がりました。

 今回の調査は新車販売にフォーカスをしているものですが、中古車では既に遠隔地の在庫をネットで探して通信販売で購入するといったことは珍しくなくなっています。中古車を他県で購入する割合は、現状だと全体の17%になるという調査もあるそうです。

 手続きが今よりももっと簡素化されるなどの制度面での変革があれば、あっという間に自動車の通信販売は広がるのではないかと思います。もっとも、制度の変革がなくともネット販売が増えていくことは間違いないでしょう。これは切り替わりの速度の問題でしかありません。

 多くの小規模な中古車販売店の場合、在庫リスクを如何に小さくして(可能な限り在庫を持たないようにして)ネットで確実に販売をしていくのか、がポイントになっていきます。そのため、ネットに対応した販売方法の確立が、今後の重要な課題であることは間違いないでしょう。

これなども対策のひとつです。
どうやらYoutubeで中古車が売れているようです。

2013年8月15日木曜日

どうやらYoutubeで中古車が売れているようです。











photo credit: Profound Whatever via photopin cc


以前にも中古車販売における動画の可能性に言及しましたが、

中古車販売に動画が必要になるその理由

動画をうまく使って販売につなげている販売店がチラホラ出てきました。

どうやらYoutubeを上手く利用していますね。
YoutubeはGoogleのサービスのひとつなのでWebページのSEOなんかよりも強力です。
車両の動画を作成して(詳細情報をテキストで表示したり、キズなどの瑕疵も念入りに撮影したり、それなりにノウハウが要りますが)、動画タイトルに年式、車名、グレード、所在地などを入れ込めば、車名で検索した際にかなりの上位に表示がされるようになります。

変な話し、カーセ◯サーさんやG◯oさんに掲載しているモノよりも上位に来ます。そのぐらいYoutubeは強力です。Google先生のサービスですからね、そりゃ先生も優遇しますよね。

しかもタダですからね。

すごいですよね。月に何万円も出して掲載しなくていいんですから。
それでかなりの実績につながっているケースをいくつか確認しています。

今どきは動画の撮影なんかスマートフォンで簡単にできますし、
Youtubeには編集機能が実装されているので、
切って貼ってやテキストの挿入、BGMを入れたりなども簡単にできます。

まぁ、動画の作成は慣れないと少し手間ではありますが、
手間を掛けるだけの価値は十分すぎるぐらいにあると思います。

興味のある方は、ぜひ取り組んでみて欲しいです。

2013年8月5日月曜日

オートオークションの夏枯れが今年は早い













photo credit: JD Hancock via photopin cc


オートオークションの流通台数の夏枯れが今年は早くから始まっているようです。
出品台数は前年同期比で10%程度のマイナスの模様。しかし、成約は輸出の盛況などにより5%増の状況にあるため、タマ不足が更に深刻化しているようです。

今期前半は年度末の新車販売の落ち込みが軽度であったため潤沢な下取り車両が発生しましたが、5月の連休明けには一服してしまいAA出品車両の不足感が強まりました。

そのままタマ不足は解消されずに長期化の様相を呈しており、直近のAA出品台数はかなり厳しい状況です。このまま輸出の好調が続くと、国内市場では良いタマを確保することはますます困難になっていくことでしょう。

これから後半へ向けてメーカーから新車が投入されていくスケジュールにありますので、新車効果により下取り車が増えるという流れになることに期待しましょう。

2013年7月8日月曜日

輸入車コンパクトが売れているらしいですが大丈夫、日本にはマツダがある。











輸入車のコンパクトが売れているらしいです。国内販売シェア過去最高らしいです。
1〜6月の販売台数は前年同期比12.6%の13万3247台だそうです。
フォルクスワーゲンのup!やメルセデス・ベンツのAクラスなどが売れているそうな。
国産は厳しいのにすごいですね。

Aクラスはあまりの人気に新・中価格が逆転したそうです。最近ではめったに聞かなくなった現象ですね。おそるべしAクラス。NSXか!?(古っ)まぁ、近く供給量は増やされるみたいなので、この現象もすぐにおさまるでしょう。

欧州車の好調は、欧州メーカーが対日戦略を大きく転換したことが要因だとされています。小型車のラインナップを充実させているんですね。

コスト競争力のある小型車を欧州メーカーが本気で販売したら、そりゃ売れますわな。日本もダウンサイジングの流れの中にあります。小さくなっても見栄えがするクルマの需要は確実にありますからね。軽や国産コンパクトではカッコがつかないと…まぁ、くだらない理由ではありますが、重要な理由でもあります。

おもしろいことに日本に限らずアジア圏では「欧州ブランド」にコンプレックスがあるようで、どうしてもそっちにステータスを求めてしまうんだそうです。哀しいですなぁ。
お金を持つとみんなして欧州車を買うんだそうです。日本車はブランド価値でなかなか勝負ができませんね…。

日本車の魅力は年をおうごとにどんどん低下しているように感じますので、この欧州車のブームは拡大していきそうな気がします。

国内メーカーでやる気がありそうなのは…マツダぐらいですかね。
最近のマツダのデザインはかっこいいです。
がんばれマツダ。

2013年6月18日火曜日

クルマの内部データがスマートフォンで確認できるようになるらしい。ってことは…
















photo credit: Raymond Larose via photopin cc

こいつはスゴイ!
“車の状態やパフォーマンス”をスマートフォンで一括管理する「Zubie」 エンジントラブルなどもアラートで通知

メモリースティックのように差し込む形状のツールで、OBD2(自己診断機能)から発信される情報をスマートフォンで確認できるようになるらしいです。

”ワイヤレス接続ができ、GPSチップや加速度計を内蔵している。たとえば、「バッテリー残量が少ない」「酸素センサーに問題あり」「タイヤ交換推奨」など、なかなか見えにくい車の内部構造で生じる問題をユーザーに知らせてくれるほか、どのように修理すればいいのか、修理にどれくらいの費用がかかるのかといったことまで教えてくれる。”

この情報を集めてデータベース化できれば、いろいろなことが可能になってきますね。すごく可能性が広がるサービスですよこれ。

例えば、中古市場でいうと品質を担保する証跡になります。このデータが開示されている車両の方が、透明性が高く安心できるという付加価値になるかもしれません。

また、このデータを扱うインターネット上のマーケットプレイスを整備できたら、そこで中古車の売買も可能でしょう。

ユーザーが直接事業者へ売却するようなスキームの構築も容易です。まさに今走っているクルマを在庫にするような仕組みが創れます。

これ日本でも誰かやらないですかね?マーケットプレイスも一緒に整備すれば、一気に市場を掌握できるぐらいインパクトありそうですよ。

メーカーがやったらガッツリ囲い込みしちゃいそうですね。ある意味こわい……。

2013年6月6日木曜日

軽板金・車検チェーンの某社がC2C市場に殴りこみするってよ!?












photo credit: liquidnight via photopin cc

これまでにも当ブログでは中古車の個人間売買の可能性について言及して来ました。

ソーシャルグラフと中古車
個人間売買の芽は確実に育っている!

日本では制度や習慣の問題により、流通のメインストリームになることは無いにしろ、将来的にはそれなりのボリュームを持った市場として立ち上がるのではないかと思われます。

インターネットによるテクノロジーの発達により、個人間売買のハードルは年々下がってきています。売りたいユーザーと買いたいユーザーの距離は非常に縮まってきています。

また、2014年4月からは消費増税が予定されており、この増税により消費税徴収のない個人間売買が増加するのではないかと見込まれています。

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【個人間売買のメリット】

本体販売価格100万円の場合(消費税10%)

①個人 ⇒ 個人 支払額100万
 ※消費税がかからない

②個人 ⇒ 業者 ⇒ 個人 支払額110万
 ※消費税がかかる
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個人間売買が発達してきた場合、事業者がするべきことは、取引する個人のサポートだと考えられます。あくまで主体はユーザー個人であり、個人では手が回らない部分、不安のある部分にプロフェッショナルが介在するという形態です。

実際にこうした形態にビジネスチャンスを見出している事業者が出始めています。

先日、軽板金・車検チェーンを展開しているカーコンビニ倶楽部が、消費増税に伴う中古車個人売買が拡大する予測し、来春までに加盟店で査定サービスを開始すると発表しています。品質評価の客観性や信頼が課題となる個人間取引において、不安解消に商機があるとにらんでいるのでしょう。査定と同時に加盟店が提供しているボディーコーティングや、車内消臭等のサービスの利用拡大にもつなげていける可能性があります。

同社が個人間売買に絡んでいくのは非常に合理的な戦略です。なんなら、同社で個人間売買のマーケットプレイスも運営をしてみてはどうかと個人的には思います。Webサービス全盛のこの時代においては、プラットフォームを構築したプレイヤーが最大の利益を享受することになります。

強力なプレイヤーがまだ存在しない今がチャンスではないですかね?最有力候補のyahooもまだ仕組みを整えきれていませんので。

来年の消費増税に向けて、今年は個人間売買関連のサービスが勃興していきそうな気配がします。このムーブメントには注目しておく必要がありそうですね。


2013年5月28日火曜日

結局最後に笑うのは評価制度だろう













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オートオークションや共有在庫市場を本当に公正でクリーンなモノにしたいのであれば、レーティング(格付け/評価制度)を導入してはどうですかね?

わかりやすい例をあげればヤフオクのような感じで、出品者/落札者を評価する仕組みにするのです。これまでの商習慣を鑑みると明確に社名を出すかは要検討ですが、評価を公示することで判断基準を設けることができます。この出品店/落札店は信用できるのか?

また、評価制度を導入することで、不正行為や不誠実なテクニックの横行を抑止することにもつながります。業者間取引の場が油断のならない騙し合いで、引っ掛けるテクニックに長けている業者が儲かるみたいな現状は明らかに異常でしょう。

レーティングを導入することで、そうした不誠実な業者を排除することができれば、みなさん万々歳♪

っとはいかないでしょうね…。オークション主催者たちにも返ってくるブーメランみたいなモノですからね。”本当に公正でクリーン”を望むかどうか…水清ければ魚棲まず…。うやむやでグレーというのが商売しやすいのかもしれません…。

って言ってると、この業界は良くならないんですけどねぇ。難しいものです。

2013年5月22日水曜日

もうちょっと効率のいい営業方法があるんじゃないですかね…と











photo credit: pfv. via photopin cc




Webサイトやホームページって重要だな!っと思わされることがありまして…。

〜 はじまりはじまり 〜

なんだか最近やたらと職場に営業電話がかかってきます。内容としてはすべて不動産投資がなんちゃら…なんですが。

しかしまぁ、よくあれだけ不動産投資なんちゃらの会社があるねぇ、ってぐらいかかってきます。

でも、このやり方って効果あるんですかね?ものすごい効率わるい気がしてならないのですが…。かかってきたこっちは完全にウザいだけで、絶対に話しなんか聴く気にならないですよ。

それなりに人的リソースを割いて電話かけまくってるのでしょうから、コストだってしっかり発生しているはずです。回収できるんかいな?

興味があるのか無いのかもわからんような相手にかけまくる、しかも職場に。職場で個人的な投資だとかの話しを聴く人間はいるんでしょうか?

そっち関係は詳しくないのでなんともわかりませんが、そんなにいるように思えません。

ものすごい不効率ですよねぇ…。いや、それとも世間のヒトは結構のっちゃうもんなんですかねぇ。

しかし、どっから連絡先を入手してくるんだか。まぁ、出元は名刺なのはわかってるんですがね。売るなよ!名刺の情報!!ホント迷惑だわ!

すみません、取り乱しました。

えーさっきの不効率の話しに戻りますが、数撃ちゃ当たる営業って過去のものになりつつあると思うんですよね。興味のないヒトの方が圧倒的なんですから。無駄ですわ。

今や何かのモノやサービスを購入しようと思ったら、まずネットで検索しますよ。ユーザーの方から情報を見つけますからね。なので、興味のあるヒトにネット上で見つけてもらいやすくすることの方が、よっぽど効率的な営業活動になります。

興味のあるヒトが見つけやすくて、モノやサービスのことを理解しやすくて、欲しいと思ったらアクションを起こしやすい、そういうWebサイトやホームページなんかを整備することの方が重要なんじゃないですかね、電話突撃の反復じゃなくて。それに、その人的コストをWeb広告にでも使った方が効果高いんじゃないですか。ねぇ!?不動産投資なんちゃらの会社さん!

この話しって他人ごとではなくて、中古車販売にも言えている部分があります。

中古車販売では電話突撃の反復ってあまりないと思いますが、”興味のあるヒトにネット上で見つけてもらいやすくする”っていうのは同じく重要だと思いますよ。興味をもったお客さんにリーチできる強力な手段ですからね。

そういったWebサイトやホームページを持っているってだけでも、優秀な営業マンを雇っているのと同義といえます。

ウチのお客さんはパソコン使えないから〜とか、ネットなんか見ないからさぁ〜、とか言って機会を棒に振ってませんか?もったいないですよ。ホントは規模が小さいほど注力すべき部分なんですから。


2013年5月20日月曜日

中古車販売における「総額表示」がルール化されるみたいですよ














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自動車公正取引協議会が中古車販売における「総額表示」のルール策定を始めたそうです。

総額表示を採用する中古車検索サイトなどがチラホラ出てきていますが、総額に含まれる経費やサービスの内容がバラバラなので、かえってユーザートラブルを招いたりしている事象があるようです。

そのため、公取協で総額表示に関するルールを作ることになったみたいですね。来年度の運用開始を目指しているそうです。

内容としては「整備」「納車」「保険料」「税金」「登録に伴う費用」で検討しているようです。保証付帯の有無などのグレー部分も規定をするようです。

まぁ「車両本体価格を低く設定して諸費用を多めにのせる」というのは、インターネット向けのある種の販売テクニックだったわけですが、価格が安いとユーザーに誤解させるための「騙し」だとも受け取られかねないですから、こうしたルールは必要でしょう。諸費用に利益の源泉を「盛って」いた店舗は戦術の見直しが要りますね。

しかし、いまや中古車販売台数でも1、2を争うであろう某買取大手さんは公取協に加盟していないそうですからね。現にプライスボードをこの大手さんは出していないです。おそらくルールを設けた所で今回の件も準拠しないのではないでしょうか…どうなることやら。こういうことは足並み揃えてやっていかないとユーザーの信頼を得られないのですがね…。

2013年5月9日木曜日

中古車「鑑定」は無駄じゃないのか!?












photo credit: pasukaru76 via photopin cc

コレを言うと怒られそうなのですが、ちょっと言いたいのです。

最近流行している中古車の「鑑定」サービス。
どうにもなんだか釈然としないのです。

アレって「この時点ではこういう状態でしたよ」以上、おわり。
ってだけで、それ以上でもそれ以下でもないですよね?

何かが良くなるわけでもないし、何かを保証してくれるわけでもない。
「◯◯鑑定」の◯◯が品質を請け合ってくれるんですかね?違いますよね?

ちょっと前までは「認定」って言ってましたよね?輸入車ディーラーでやっているアプルーブドカーと同じモノっぽくミスリードしてましたよね。たぶん意図的に。

アプルーブドカーはディーラーが点検整備・保証を付けているクルマですけど、件の「認定」は「現状はこういうモノですよ。紙に書いておきますね」ってだけでしたよね?ぜんぜん別モノなわけです。なのに同じものと混同されて問題ありそうなんで、「鑑定」に名前を変えたんですよね?中身は変わってないですよね?

ん〜品質基準の無かった中古車に、ある種の基準を創った点は良いと思います。そこは評価できます。ユーザーの利益に繋がるでしょう。しかし、アプルーブドカー的な誤解は依然としてあるように思います。

また、販売店にとっては「鑑定」を付けると、在庫情報を掲載している中古車検索サイト上での露出が優遇されるので、広告順位を買うというオプションでもあります。広告順位を売るのはビジネスとしてありです。これもOKなんだと思います。

しかし、これって何だか無駄ですよね…。コストだってしっかり発生していますし。「現状はこういうモノですよ。紙に書いておきますね」って内容であれば、オークションの出品票でよくないですか?まぁ、すべての中古車がオークションを経由するわけではないですが、大半のクルマはオークションで検査を受けますからね。走行管理チェックだってしているわけですし(アレも完全無欠ではないですが)、同じような検査をやって鑑定云々と名前を変えてコストをまたかける…エラく効率が悪いです。結局はユーザーの購入価格に乗ってくるわけですし…。

まぁ、オークションの出品票では具合が悪いっていう事情もありますがね。オークション会場は検査結果に責任持ちたくないですから。検査はあくまで(善意の)サービスというスタンスですからね。なので、一般ユーザーへ検査結果が使われるようなことは避けたいはずです。検査ミスや漏れがあっても泣き寝入りさせられる販売店とは違って、ユーザーはオークション会場と利害関係がないですから、ガンガン責任を追求してくるでしょう。会場にしてみれば、そういうやり取りは面倒だしコストもかかる…やりたくない。そんなトコロでしょう。

また、検査のガイドラインがNAKで一応取り決められているといっても、運営が変われば基準も怪しいですし、運営が同じでも会場毎でバラつきがありますから…っとはいえ、現状は「鑑定」も乱立しているので、バラつき加減はあまり変わらないですかね?であれば、すべてのオークション会場で検査基準をキッチリカッチリ揃えて、検査結果をユーザー向けにオフィシャルに使えるようにするべきなのではないでしょうか。NAKでの出品履歴のデータとかも付加して、ユーザー向けに使えるようにしたらいいのではないですかね?ダメ?

ついでに損保や修理工場等ともネットワークを構築して、いろいろな履歴も合わせて管理できるような仕組みを整えたらいいんじゃないですかね。遠くないうちにクルマはインターネットに繋がっていくでしょうから、そうした履歴は集約されていくはずです。履歴データを関係者間で共同利用できるようにすれば、もっと効率的で透明性のある流通を実現できるようになるのではないですかね。

とかなんとか言っちゃってみたものの…ん〜ちょっと考えただけでハードル有りまくりだなぁ…。NAKさん、がんばって。JUさんでもいいですよ。




2013年5月7日火曜日

ゲーム・アニメコンテンツとクルマの関わり方を考えてみる














photo credit: Anna Briggs via photopin cc

トヨタの公式痛車に180件の購入申し込みがあったらしいけど…
スマホやアニメで車離れに歯止めを

痛車ではクルマ離れをどうにもできないでしょうに。
痛車カルチャーを否定はしないし、メーカーもゆるーく関わりながらプロモーションに活用していけたらいいのではないかと思いますがね、期待する部分がちょっと違う気がします。

メーカーが痛車カルチャーに絡んでも、基本的には人気の出たコンテンツへの便乗みたいなモノなので、クルマ自体の魅力や価値とはまったく関係がないです。痛車自体はクルマのひとつの楽しみ方だし、メーカーもカルチャーの育成には関わって損のないことかと思いますが、単純に迎合するのは間違いでしょう。

なんといってもクルマ離れの一番クリティカルな要因は経済的な部分なのです。コストに対して享受できるメリットが低い、もしくは、魅力を感じない、お金をかける価値を見いだせない、ということです。痛車はコンテンツ自体の認知拡大にはなっても、クルマの価値を訴求するものにはならないのです。高いコストをかけてまでクルマである必要性が見いだせません。おそらく、痛車カルチャーを担っているヒト達は、少なからずクルマに興味を既に持っていた層なのでしょう。この層はあまり開拓の余地がありません。これ以上、深耕することはできません。

一方で、別の層への広告効果という側面は多少あるかと思いますが、クルマの購入や所有へ繋がる動機の一因に成り得るのかというと、残念ながらそうではないでしょう。プロモーションには使えても、課題の本質的な解決策にはなり得ません。

しかし、ゲーム・アニメといったコンテンツの利用は進めていくべきです。これまでリーチできなかった層への訴求効果は期待ができます。では、どのような利用の仕方が望ましいのか。それは、コンテンツの人気を利用する方法ではなく、コンテンツとの企画レベルからの融合です。コンテンツ自体の一部になるということです。クルマのある生活や日常を魅力的に見せる、クルマに憧れを持ってもらえる、共感を抱いてもらえる、そうした情緒的なものを魅せて伝えるパッケージを創ることが、今後は必要なのではないでしょうか。

ちょっとズレてしまいますが、中古市場では人気のあった映画やドラマで使われた車種は、同程度のクルマと比べても相場が高かったりします。熱心にそのクルマを探しているヒトがいるからです。これはコンテンツとクルマが渾然一体となってユーザーを魅了した結果なのではないでしょうか。クルマがコンテンツの一部になっていたのです。

コンテンツの人気に便乗するのではなく、コンテンツの一部になる。
ゲーム・アニメコンテンツとクルマの関わり方は、それが望ましいのではないでしょうか。

あー、あと安易にスマホスマホって風潮にも思うトコロがありますが、それはまた別の機会にでも…マツダのアプリは良かったけどね。

それはそうと、180件中のどのぐらいが転売目的だったんだろうか…ということが気になって気になって…。プレミアつくのかなぁ。

2013年4月24日水曜日

クールジャパン戦略が自動車産業にも炸裂するらしいですよ(補助金もあるよ ♡)












photo credit: arcreyes [-ratamahatta-] via photopin cc

なんでも噂のクールジャパン戦略が、若者のクルマ離れに一石投じるらしいっすよ。

出すらしいっすよ
補助金。

気前いいっすね。
日刊自動車新聞に出てましたわよ。

人気漫画やゲームとタイアップして特別仕様車を作ったり、イベント実施したりする「コラボ型」と、若者向けに(?)アニメやゲームを制作して新車の販促に使用する「コンテンツ活用型」があるらしいです。

ブランド管理責任者の設置などが補助金の条件で、SNSの活用も認めるとか言ってるようですね。今秋にも募集を開始して4、5件の採択予定だとか。

今回の補助金制度は、日本が高い国際競争力を持つ自動車産業に特化したクールジャパン事業、なんだそうです。

海外市場へのPRと国内市場の活性化を同時にやっちゃおう!という一石二鳥的な、それこそ素晴らしくクールな戦略らしいっす。



これなんか違う気ぃするわ…。

ん?今年度限りの補助事業なんだって。

うん、やっぱり違うわ。

最近、新車販売のマーケティングにアニメとか利用されているから、一緒にやっちゃえばよくね!?イケるべ!?ってカンジなんですかねぇ…。

ムーブメントに後乗りしようってのが戦略とは泣けてくるね。そんな最大瞬間風速を利用するなら今だっ!みたいなことやってないで、もっと根源的な部分でカルチャーを育てることにお金を使った方がいいんじゃないですかねぇ。コラボだとかコンテンツ活用だなんて、ほっといても民間は勝手にやりますよ。それが儲かることであれば。

だから、お上がやるべきは、マッチングを促進させることじゃなくて、創る側がちゃんと儲かる恒常的な仕組みを整える部分なんじゃないですかね。だって問題はそこなんでしょ?知ってるよ!ブームの尻馬に乗ってる場合じゃないでしょう。祭りじゃないんだから。

ぜんぜんクールじゃないわ。

あと、こんなことやってると、また自動車ばっかり贔屓しやがって!みたいな他業界からの恨みつらみの怨嗟の声が上がってきちゃいますよー。


あーそうだ。そんなことよりTPPの交渉でオーストラリアに中古車を輸出できるようにしてください。旧英国領は右ハンドルだからね。



2013年4月19日金曜日

中古車販売店は専門店になることで生き残る













photo credit: Jack Snell "Snappy Jack" via photopin cc

以前に、専門店が有利になっていく理由をインターネットの動向から述べましたが、これからは専門店に有利な時代になる!!中古車流通市場の動向からも、専門店化することのメリットを導き出せます。

新車販売の低迷や使用年数の長期化などにより、中間流通市場では質の高いタマが減少しています。2012年にオークションで成約になった車両の約50%が、走行距離10万km以上の車両でした。小売向きの標準レベルとされる5万〜7万kmの車両は、全体の25%しかありません。流通車両の質の低下は確実に進行しています。戦略的なユーザー買取スキームが求められるようになる

つまり、”売れ筋車種の良いタマを確保して展示をする”という、従来は多くのお店の基本的な戦略だったやり方が、これからは非常に困難な手法になるということです。自動車に限らずユーザーニーズの細分化が進んでいるため、何が売れるのかが非常に掴みづらくなっています。売れ筋が何なのかがわかりづらい、わかったとしても良いタマが見つからない。他社との競争は激しくなる一方です。

売れると思われる車種を平均的に取り揃える、このやり方を選択できるのは一部の大型店だけになります。中古車販売店の多くは小規模零細です。在庫の物量や多様性ではとても勝負ができません。また、ユーザー側のマインドとしても、多種多様・豊富な選択肢から選びたい場合は、中古車検索サイトを利用するでしょう。一店舗の在庫車の中からクルマを選ぶという行動は、Web上ではなくなりました。一店舗が多種多様・豊富な在庫を持つ合理性もなくなったのです。

では、どうしたらよいのか。この問に対する答えが冒頭の専門店化です。”売れ筋車種の良いタマを確保して展示をする”という多数派戦略からの脱却が必要です。あるカテゴリに特化して他社とは違うポジションを確保するのです。インターネットの深化により、ニッチなものほど売れるようになっていきます。特化をしていることが、インターネットに見つけてもらうための重要なポイントになります。

また、”良いタマ”の仕入れに関しても、専門店化することで他社との違いを持てるようになります。あるカテゴリに特化すると、その対象となるクルマの買取案件が直接くるようになります。なぜならユーザーは、自分のクルマの価値を理解しているお店に買い取ってもらった方がよいと考えているからです。極端な例ですが、旧車オーナーがクルマを手放す時、一般的な買取店に査定をお願いするのではなく、旧車専門店に持ち込むことがほとんどです。場合によっては、購入したお店に持っていくことも少なくないでしょう。

市場から”良いタマ”が減っているなかで、ユーザーから直接仕入れができるということは、非常に大きなアドバンテージになります。一般的な専業店に入庫してくるクルマは車種も品質もバラバラなため、自店でそのまま再販できるとは限りません。しかし、専門店であれば、入庫してくるクルマは自店で取り扱っているカテゴリに関する車種である可能性が高く、再販につなげやすくなります。

これからはオークションで”良いタマ”は流通しなくなります。オークション以外の仕入れルートを持つことが重要なポイントになります。小売面だけでなく、仕入れ面でも専門店化することのメリットは高くなっていくでしょう。

2013年4月11日木曜日

中古車販売に動画が必要になるその理由














photo credit: Feral Indeed! via photopin cc


アメリカの採用プラットフォーム市場では動画サービスが盛り上がってきているそうです。

「今までの書類選考よりも10倍早く、9倍安い!」有名企業が続々導入”HireVue”から見る動画採用プラットフォーム市場まとめ

考えてみれば非常に合理的ですよね。履歴書などのテキストデータからは知ることのできない情報が動画にはたくさん含まれています。実際に時間を割いて面会する手間も省くことができるので、Webからリアルへというアクションは、本当に最終的な段階だけにすることができます。もしかするとWebだけで完結するかもしれません。

動画のプラットフォームや撮影側デバイスの技術的な課題もあったため、動画を利用したサービスというのは視聴目的以外にはあまりなかったように思います。

しかし、最近はスマートフォンやクラウドサービの普及で、動画利用のハードルは非常に下がってきています。今後はWebサービスでの動画の利用はもっと進んでいくことでしょう。

中古車検索サイトにも以前から動画は採用されていますが、活用されているとは言いがたい状況です。これは前述した課題もありますが、具体的な利用方法が確立されていないということが大きいでしょう。
 
漫然と車両を撮っただけの動画ではなかなか観てはもらえませんし、肝心の情報を伝える役目を果たせていません。実際、残念なカンジの動画ばかりがアップされているのが現状です。最初から利用を放棄しているお店も少なくありません。

これからは、様々な分野で動画の利用が進んでいくことは間違いないでしょう。中古車販売においても、効果的な動画の活用が必要になります。ユーザーの疑問や不安に答えることのできる動画が求められます。テレビショッピング的な魅せる演出や構成といった部分への注力も必要になるでしょう。写真と動画の併用はスタンダードになっていきます。

今から試験的に取り組んでノウハウを蓄積しいくことは、後々、大きな資産になっていくように思います。先行投資として取り組んでみる価値はありそうです。

2013年4月7日日曜日

新年度を迎えての雑感













photo credit: MizGingerSnaps via photopin cc


この業界でかれこれ10年以上、いろいろな事業者さんを見て来ましたが、
お客さんにだけいい顔をしていたトコロは居なくなってしまいました。

関係のある取引先や業者にも敬意を払って接している事業者さんは、
やはりお客さんからも支持をされます。

ここには明確な相関関係が確認できます。
自社以外を下に見て、事あるごとに他社に罵詈雑言を浴びせていたようなトコロは、やはり淘汰されていきました。

お客さんとは鋭いもので、そういった気配を感じ取るものです。
取ってつけたような誠実さは見抜かれます。

普段からの思想や態度が細部に宿ってお店を創っていきます。
新しい年度が始まったこの時期に、あらためて自社の有り様について考えてみるのも良いのではないでしょうか。

厳しい時期にこそ、”ヒト”の部分が問われます。
誰に何の価値を提供しているのか、少し立ち止まって再確認したいです。



2013年4月3日水曜日

戦略的なユーザー買取スキームが求められるようになる












photo credit: thewoodenshoes via photopin


今回は、最近の中古車流通市場の動向から得られた知見についてのメモです。

まず、年度末にかけてのオークションの状況をみると、出品台数はなかなか伸びず、3月中盤までは渋い状況が続いていました。

成約率については70%を超える会場が全国的に多く、どこの地域でもタマ不足であることが伺えます。

直近数ヶ月における円安の影響もあって、輸出関連が強力なプレゼンスを発揮しており、国内専業店さんの中には、金額の高騰により仕入れられないケースも珍しくなかったようです。

ちなみに、2011年のオークションの成約台数は約389万台だったのですが、そのうち輸出がらみは80万台になります。全体の2割が輸出です。今後もしばらくは円安が続くとなると、今年はこの割合がさらに上がっていくかもしれません。

以前は、輸出向けの車両と国内販売向けの車両は、要求されている条件が違っていました。輸出は低年式過走行の車両がメインだったのですが、最近は仕向地の輸入規制やニーズの変化により、国内販売向けの車両と条件は変わらなくなってきています。これまでは国内向けの商品車だったような車両が、どんどん輸出されています。

近年では、国内における良質な商品車の枯渇は深刻な状況です。経済環境や商品性能の向上により、新車で購入された車両は平均で7年以上は中古市場に出てこなくなっています。7年落ちの車両の状態や価値については、あらためて言及するまでもないでしょう。

また、インターネットのインフラやサービスの拡充により、仕向地でもオークション相場や車両の確認が可能になったことで、国内外でタマを奪い合うことになっています。もはや日本のオークションで落札するということは、世界で一番高く落札するということです。

国内でも貴重になってきた良質な商品車は、オークションには出品されなくなりつつあります。

良質な商品車のオークションへの主な供給源は、新車ディーラーと買取専門店です。しかし、新車ディーラーはバリューチェーンの強化を目的として、中古車販売に注力するようになってきています。下取りで入ってきた良質車を、自社のネットワークからできるだけ出さない戦略へシフトしています。

一方、買取専門店も直販モデルを模索しており、自社で小売販売するスキームを構築しつつあります。資金回転率の兼ね合いから、まだオークションに出品して換金を行なっていますが、自社販売の仕組み化が進めば、それもどうなるかはわかりません。

新車国内市場がシュリンクしていくことが確実であるため、今後、中古車市場が大きく成長することはないでしょう。もし、経済環境の変化などにより中古車へのニーズが高まったとしても、販売に適した車両が市場に供給されないため、売る商品がないという状態になります。どう転んでも楽観視できる要素はありません。

今後重要になってくることは、いかに良質車を確保するのかということです。オークションで仕入れることは難しくなることが予想されますので、必然的に川上へ向かうことになるでしょう。

ユーザーからどれだけ直接買い取れるか、または、買い取る仕組みを創れるか、これが重要になってくるでしょう。しかし、買い取っただけではダメで、その車両をどのように流通させるか(おそらくは共有するカタチになるはず)が問題になります。台あたりの利益が薄くなっていくので、陸送してオークションに出して〜という手法はコストが高すぎます。もっと様々なところがダイレクトに繋がるような仕組みが求められていくでしょう。

そう考えると、次の一手は買取チェーンから出てきそうな気がします。もしくは、買取へ大きくシフトしていく事業者でしょう。このあたりの動向は気にしておく必要があると思います。

2013年3月31日日曜日

トヨタが痛車を販売するとは…
















photo credit: Tomi Tapio via photopin cc


いや、たまげた。
トヨタがオフィシャルで痛車を販売するとは…企画物のスポットみたいだけど。

【アニメコンテンツエキスポ13】トヨタがアニメ公式痛車を販売…ガールズ&パンツァーの(C)付き

アムラックスは前から痛車をやたら制作していたけど、アグレッシブだなぁ。攻めるなぁ。いやはやスゲー時代になったよ。


こっちも本当に販売するそうな。どんなヒトが買うんだろうか…。

流されないシャア専用「オーリス」 マニアの心を揺り動かすか

なんだか最近はトヨタがエラく前傾姿勢だなぁ。


でも、こっちは微妙な気がするぞ。

TOYOTA×STUDIO4℃の本格アニメが今年の夏に始動

なんだかスマートにやろうとしている感がチラチラ…。

こういうコンテンツって臭気がするぐらい前のめりで尖っていないと、
なかなか刺さらないんじゃないかな。

フツーのヒトが引くぐらいじゃないと弱いのではないかと。
アートぶったらダメだろーね。まぁ、実際の中身はどーなのか知らんけどね。



そういや、一般的な痛車って(痛車は一般的じゃないか)看板屋さんが施工することが多いみたいだけど、いくらぐらいするものなのかねぇ。

HVやエコカーばかりが売れているせいで、みんな同じクルマだらけになってしまった。そのせいもあって、自分のカラーを出そうと思うヒトたちが、にわかにドレスアップ系のパーツに注目しているそうな。

まぁ痛車はアレだけど、ラッピング自体はこの方向で何か活用できそうな気がするんですよね。うまい使い方があるような…。



あ、つづきがあった。

トヨタ車ベースの公式“痛車”が販売--アニメ「ガルパン」が題材

ベースは中古車なんだ。プリウスが239万9000円、ヴィッツが144万9000円。
車両の状態がわからないし、そもそも付加価値がどんなもんなのか、よくわからんからなぁ…プライシングについてはなんとも言えないな。高いの?安いの?
東京トヨペットで販売かぁ、すげーな。

2013年3月27日水曜日

クルマ本体では利益が出なくなる未来













photo credit: crises_crs via photopin cc


現在、中古車販売を行なっている業態の多くは、将来的にはクルマを売る商売ではなくなります。

近年、ユーザーの趣味嗜好が多様化してきた結果、世の中に大ヒット商品が出にくくなりました。当然クルマにも同じ事が言えます。何が売れるのかわからなくなっているのです。

中小規模の販売店は、ユーザーの多様な趣味嗜好に対して、展示場に置いてある在庫だけでは対応できない状況になってきています。この先、展示場にクルマを並べて販売するスタイルを継続していけるのは、大規模展示場を持った大手の販売店だけになっていくでしょう。

新車販売をみると、HVやコンパクト・軽自動車が上位を占めている状況です。
これは一時的なトレンドではなく、今後かなりの長期にわたって続いていく大きな流れです。環境性能が高く経済的なクルマであることが重要になります。

当然、中古市場においてもHVは注目度が高い商品です。
しかし、HVはディーラーが囲い込みを強力に行っています。
徐々にディーラー以外が扱うことが難しくなりつつあります。

トヨタ、中古車ブランド「T-Value」にハイブリッド機構10年保証の「T-Valueハイブリッド」

ディーラーによってHVが囲い込まれると、残る他の売れ筋としてはコンパクト・軽自動車になります。しかし、これらの車種は利益が薄く、車両単体では収益にあまり貢献をしません。保険やナビの取り付けなど、周辺部分で利益を出す必要があります。

在庫を大量にストックできず、在庫車両単体では利益を出すことも難しい。
そうした状況になった場合、在庫を持たないことがひとつの合理的な解になります。
車両はユーザーの希望を確認してから仕入れる、つまりは注文販売になっていきます。

一般的に注文販売になった場合、利益は薄くなる傾向にあるため、車両本体以外での収収益化が必要になります。

つまり、こうした店舗の場合、販売している商品は「付随サービス」であり、
車両本体はサービスを販売するための仕組みの一部に過ぎないのです。

車両本体の販売は、利益の源泉ではなくなるということです。
中古車販売店の多くは、サービス販売店になっていくのです。

この変化の過程で重要になるポイントは、
サービス販売による収益で運営していける体質へ如何に移行するかということです。

この点をスムーズにタイミングよくシフトしていけないと、
後々苦しくなっていくでしょう。

また、無在庫販売を可能にする仕組みも重要になっていきます。
オークションや共有在庫市場などは、利便性を高める工夫がもっと必要です。

店舗側の体質変化というソフト面と、無在庫販売を可能にするインフラ的なハード面、この両者が揃うタイミングが近々訪れるはずです。

変化に要注目です。


2013年3月22日金曜日

やっぱりスバルは侮れない

















photo credit: Tambako the Jaguar via photopin cc

ほらほら、だから言ったじゃないですか…

GAINAXとスバルのアニメプロジェクト「放課後のプレアデス」再始動

GAINAXと富士重工業(スバル)によるアニメプロジェクト「放課後のプレアデス」が、2年ぶりに動き出す。


完全にスバルがこの分野でアタマひとつ抜け出ましたよ。
この資産をうまく使っていけるといいですねぇ。

2013年3月14日木曜日

Googleが自動車販売に革命を起こす!?













photo credit: dullhunk via photopin cc

グーグルがひそかに試む「自動車販売仲介サーヴィス」

これスゴイです。言われてみれば当然なのですが、
コロンブスの卵的な衝撃を受けました。
そりゃそうだ。グーグルがこのやり方でやれば一番スマートだわ。

もしこれが日本でも展開されたなら、いっきにひっくり返りますよ。
この記事では新車か中古車かの明確な言及はありませんが、
スキーム的にはどちらでもいけるでしょう。

レコメンド(おすすめ)機能、口コミ、相場分析機能が実装されたなら、
今ある中古車検索サイトはそう遠くないうちに絶滅するでしょう。

ユーザーはググるだけでいいのですから、
専門サイトをわざわざ訪れる必要がありません。
いや、そもそも存在自体に意味がなくなります。

販売店も高コストの媒体を利用する必要がなくなります。
もっと簡単に安く(金額は出てませんがね、たぶん今より安いでしょ)
広告ができるなら、利用価値は十分にあります。

グーグルはホントスゴイわ。
仕組み的には簡単に実現できそうなので、
やるかやらないかの戦略的な判断だけでしょう。

いや楽しみだわ。早く実現しないかなぁ。

2013年3月7日木曜日

ECサイト的に中古車を売っていくみたいですよ(棒)














photo credit: Andrea.carolina via photopin cc


車選び.com、ネット通販で中古車車体販売を開始
「Yahoo!ショッピング」と提携し、ネット通販で中古車を販売するそうです。

ヤフーといえば、先日カービューを子会社化し、自動車総合ウェブサイト「carview.co.jp」と「Yahoo!自動車」の統合をしていくとの発表があったばかりですね。ヤフーと連携「!」びっくりなサービス提供を目指す…カービュー新ロゴ発表

今後、ヤフーと提携している各社さんとの兼ね合いなどなど、どのような様相を呈してくるのか興味津津っといったところなのですが、そうですかショッピングですか。

難しいところにチャレンジですね。
在庫掲載広告モデル以外の販売方法は、いまいちパッとしない状況が続いているので、あらたなモデルとなってくれるといいのですが…。

しかし、リリースをみるとなにやら疑問な部分もチラホラ…。
ネット通販大手「Yahoo!ショッピング」で中古車車体販売がスタート! ~Eコマースで中古車を購入する時代へ~

まず、ユーザーのメリットとして上がっているコレ。

販売店との煩わしい商談や交渉は、「車選び.com」の専任スタッフが代行いたします。保証内容や支払い条件など、お客様のご要望に沿うべく交渉しますので、手間なくご購入いただけます。もちろん現車確認や試乗をすることも可能ですので安心です。

間に入る必然性がちょっとよくわからないです。

交渉を代わりにやるってのはメリットありそうな気もしないでもないですが、
ユーザーからは代行する側と店舗側がグルに見えます。

代行側と店舗側が公正なやり取りをしてくれるのか疑問が残ると思うんですよ。
代行側は純然たる第三者ではないのですから…。

また、代行側にとっては店舗がお客さんなので、
ユーザー側に立った交渉のハンドリングってできないと思うんですよね。

なので、ユーザーにメリットがあるよ!っとはあまり感じられないですよ。



あとコレ。店舗側のメリットだけど…。

従来のネット通販と同様、成功報酬型の課金体系を採用しておりますので、割高な広告コストを抑えることが可能となります。結果、ユーザーへのコスト転嫁を抑える効果が期待きます。

販売チャネルが他にいくつもある場合がほとんどだろうから、
コストは価格にONせざるを得ないでしょう。販売チャネルがここ一本だけなら効果があるかもしれませんが…果たしてコスト転嫁が抑えられるのでしょうか…。


そしてコレ。

今までにないネット通販という新しい中古車販売チャネルを採用することで、中古車に興味の無かった層にもリーチを拡げる事が可能となり、販売機会の増加が期待できます。

ネット通販にすると中古車に興味の無かった層にリーチできるようになる??
どういうロジックでそうなるんでしょうか…。

そもそもネット通販と言っていますが、
既存の在庫掲載サイトと中身に大差はないように見えます。

違いを感じるのはカートに入れる機能ですかね(カートは若干無理ゲー的な気が…)あと、ショッピングのカテゴリーで展開している点でしょうか…。

この点をもって中古車に興味の無かった層にリーチできるようになるっというのは何とも解せませんなぁ…。論理の飛躍に思えてしまいます。
 ECサイトライクに手軽に中古車を買うってのは現状ではイメージがムズカシイです…。

ネット通販の成功事例がまだない現状において、チャレンジをしていく姿勢は好感持てますが、ちょっとインパクと説得力に欠けるように感じちゃいますね…(勝手なこと言ってゴメンナサイ)

しかし、まぁ、がんばってもらいたいので、
市場にどのように受け入れられるのか観察していきたいと思います。はい。

(何様だよっ!)

2013年3月5日火曜日

あんた、マネージャー失格だよ。













photo credit: iandexter via photopin cc

マネジメントやリーダー論に関する本は書店にたくさん置いてあります。
それだけ多くのヒトがこの課題に対しての解を求めているのでしょう。

自分もその手の本を何冊か読んだことがありますが、
多くの本は「褒めて叱って褒めるのサンドイッチ」みたいなテクニカルな話が多いように感じました。

もちろん、心理学などの科学に基づいたテクニックは有効なのだと思いますし、
積極的に取り入れる価値のあるものだと思います。

しかし、本当に重要なことはテクニックではなく、とてもシンプルな真実です。

本当に重要なことは、

「チームのメンバーに敬意を払い、チームのメンバーに尊敬されるように努める」

この一点だけです。

ここでいうチームは小さいユニットでもいいですし、ひとつの会社でもいいです。
重要なポイントに変わりはありません。

これが実現できたら次に重要なことは、
「リーダーは広く意見を採用する独裁者」になるべきです。

「独裁者」というと語弊がありそうですが、
”チームに敬意を払い尊敬される”という前提条件があることをお忘れなく。

全会一致の意見などゴミ同然ですし、
民主主義的多数決で決まったモノなど更にゴミです。

リーダーが決めなくてはいけません。
むしろ、そのためにリーダーは存在します。

独裁的に決めるべきです。
しかし、その際、リーダーには説明責任があります。

チームを納得させる必要はありませんが、
その結論に至った理由をきちんとチームに説明する義務があります。

「いいから黙ってやれ」はあり得ません。
そういう人物にはリーダーやマネジメントを行う資格はありません。
ご退場いただくことが世の中のためです。

リーダーやマネジメントを行う立場というものは、
単なる役割に過ぎません。

チームのメンバーよりも自分は上等な人間なのだと錯覚しているヒトは多いです。
こうしたヒトには能力はありません。

マネジメントを極めたかったら、
人間として尊敬してもらえる人物を目指すべきです。

立場や肩書きだけで尊敬は得られません。
誤解なきよう。

2013年3月4日月曜日

買わなくても困らないモノを売っていくためにはカルチャーが不可欠だ!













photo credit: _bianconero via photopin cc

ちょっとバイクの話題からなのですが…


「若年層への50ccギア付バイクの普及と、普通免許保持者の再入門用のモデル」をコンセプトに開発したという「みんなのバイクVS50」
ユニオート、ギア付50ccエントリーバイク「みんなのバイクVS50」を発売


販売元のホームページを見ると「自分が欲しいバイクがなかった」ことがきっかけになったとあります。

「みんなが乗れそうなバイク、みんなが買えそうな価格」と見出しが付いているのですが、確かに今は安価で本格的なエントリーバイクが少なくなっているように感じます。こうしたモデルは、バイクというカルチャーを下支えしていく重要なプロダクトなはずです。

大袈裟かもしれませんが、この販売元はバイクカルチャーの伝承に貢献していると言えるのではないでしょうか。魅力を知っているヒトが、その魅力を伝えていく。


おそらくこの販売店は、バイクの魅力や楽しさを多くの人に伝えたいという熱意がモチベーションになっているのではないかと推測します。


カルチャーを育てていかなければ、そのうち市場が収縮してしまいます。上記の販売店の取り組みには、他人任せにはしないで自分たちでカルチャーを育てていこうという姿勢を感じました。

これから先、買わなくても困らないモノを売っていくためには、商品を中心としたカルチャーの広がりや深さが重要になっていきます。

四輪にも同じことが言えます。エコロジー・エコノミーは重要ですが、それだけではカルチャーが衰退してしまいます。これからの時代は、新車・中古車を問わず、カルチャーの発信力が販売店に求められていくようになるでしょう。

カルチャーという側面でみた場合、新車は前方向へ進んでいくことを求められがちですが、中古車は逆に立ち戻ったりすることができます。また、戻り幅も自由に選べます。時代性やトレンドなど、中古車は再発見すべき価値のある資源に富んでいます。

どのような価値をカルチャーとしてユーザーに訴求していくのか、販売店の手腕が問われる部分だと思います。

2013年2月21日木曜日

JU中販連のWebサイトがちょっと残念な件














photo credit: Jacob Whittaker via photopin cc

たまたま「社団法人日本中古自動車販売協会連合会」(ながっ!)のページを見たのですが、ちょっと思ったことがありまして…。

最近、JUさんでチカラ入れてやってる「中古自動車販売士」なんですけどね、
いや、この取り組み自体はぜひがんばって欲しいと思っているのですが、
Webサイトのコンテンツがちょっと…アレでして…。

上記のサイトで全国の販売士を検索できるようになってるんですが、
そこに出てくる写真が…。

いや、販売士の皆さんは悪くないんですよ。これは運営側の問題だと思うんですよね。「中古自動車販売士」って、中古車販売店のイメージや信頼度をアップさせる取り組みなんですよね?

それであれば、あの写真はマズくないですかね?
いや、くどいようですが販売士の皆さんのせいじゃありませんよ…。

あのような使い方をするのであれば、きちんとプロが撮影するなり、それなりのクオリティで統一できるようにするべきでした。また、ドレスコードの設定も必要でした。

正直、あのカンジの写真がぐわーっと検索結果に出てくるのはいただけません。
やっぱりクルマ屋さんって怖いなぁ…って思われるのがオチでしょ!?
販売士のイメージ画像との落差があり過ぎるわ…。
完全に運営側の配慮が不足していますよ。
販売士の方たちも、あの扱いじゃ可哀想です。

もうちょっとイメージ戦略をカチッとした方が良いですよ。
っという外野のお節介です。はい。

2013年2月18日月曜日

中古自動車買取業界に向けられる目は厳しさを増していく














photo credit: Degilbo on flickr via photopin cc

特定商取引法の一部改正。

「特定商取引法」一部改正!!出張買取は死亡フラグ確定!?
特定商取引法の一部改正!四輪は規制対象外になった模様!

今回、四輪車は適用除外されましたが、これに不満を示す声が業界外からあがっているそうです。今後は更に中古車買取には厳しい目が向けられることでしょう。

今月12日、経済産業省は中古車の買取に関するトラブルが増加傾向にあることを背景に、中古車買取事業者と査定サイト事業者に対して、消費者トラブルの解消・防止を求める「中古自動車の買取等の適正化に向けた方策の在り方について」という提言を公表しました。

”今回、学識経験者、消費者関係機関、業界団体などを交えた研究会での検討結果が取りまとめられた。提言は、以下の通り。

1.中古自動車買取業界において、取引条件を明確にするためのモデルとなる契約約款を策定することや不誠実な値下げの禁止等に係る業界の行動基準を策定すること及び的確な実施。
2.中古自動車買取業界において、買取に要する実費(名義変更の手続費用など)を大幅に超える解約料の請求を禁止すること及び勧誘時から消費者に対して買取に要する実費の目安を提示すること。
3.査定業者を仲介するサイト上での消費者が買取の勧誘を承諾するかどうかの判断を慎重にする仕組みづくり等の具体的な対策。
4.業界の消費者相談窓口への消費者生活相談に係る専門的な知識・経験を有する者の活用等。
5.消費者からの信頼向上のための措置の効果的な実施のための関係者間での連絡、
検討を行う仕組みづくりと定期的な報告等のフォローアップ。”
※レスポンス記事「経産省、中古車買取の適正化に向けた検討結果を発表」より

今回の提言を受けて、買取業界は自主規制と標準約款づくりを進めていますが、これらが効果をあげられず、消費者からの相談件数が減少しなかった場合は、再度、法規制の問題に直面する恐れがあります。

業界の自助努力で解決できるといいのですが…。


続報
「自動車購入協会」が発足するそうです

2013年2月6日水曜日

オートオークションの近況についてのまとめ












photo credit: Keoni Cabral via photopin cc

2012年のオートオークション流通台数は729万9905台で、前年比12.1%増でした。
終盤は息切れしたものの、エコカー補助金の影響で4年ぶりに増加に転じており、成約台数は前年比で8.8%増の416万1746台でした。
成約平均単価は前年比9.6%減の47万7千円で、低年式車両が増えたことがわかります。

2013年は補助金が終了しているため、新車販売が落ち込むことが予想されており、中古車の流通量の減少が懸念されています。一部では政府の景気回復策により代替えが進み、高品質の中古車の流通量が増えるとの期待もあるようです。

年明けのオークション市場はタマ不足が続いており、例年と比べても出品台数の減少が目立ちます。反対に成約率は70%を越えている会場が大多数といった状況であり、タマの奪い合いが激化していることが見て取れます。

また、おりからの円安傾向もあり、輸出業者による応札が活発化しています。落札金額も高額化しており、国内専業店では仕入れられないといったケースも散見されています。

年度末へ向けて商品の仕入れが積極的に行われいますが、小売りの状況が好転しない場合、仕入れたクルマを捌けない販売店が出てくることが予想されます。
3月末までの市場の動向次第では、廃業を余儀なくされる小規模店が増えることが懸念されます。

年明けからは小売りの状況が好転してきているとの見方もあるようなので、市場の回復に期待したいところです。




2013年2月5日火曜日

インターネットで中古車を販売するための3つのポイント













photo credit: @Doug88888 via photopin cc


若干釣り気味のタイトルっぽいですが…。
いや、怒らないでください。
一応、これまでに集めた知見から、
代表的なものをピックアップしてみようと思いますので…。


では、はじまりはじまり〜



え〜、インターネットで中古車を販売する際、
実施・留意したいポイントはいくつかありますが、
まずは以下の3点を押さえてみるとユーザーの反応が大きく変わってきます。

①お店の情報を発信する
どんなお店で、どんな人間が、どんな想いでやっているのかを発信しておきましょう。
やっぱりブログがおススメですね。
挫折してしまうお店が多いですが、ネットで商売する際には重要なツールでしょう。

ユーザーにしてみれば、お店を知ることができる数少ない情報源になります。
少ないテキストと画像だけではお店を窺い知ることはできません。
リアルな血の通った人間であることを実感できるリッチなコンテンツは不可欠です。

内容は日常的なことから始めてOKです。人となりがわかるものが望ましいですね。
キャラクターを見せることで、ユーザーの不安を取り除き、
心理的ハードルを下げ、親近感を持ってもらるようになります。

ブログは継続が負担だと感じるようであれば、もう少し手軽なTwitterでもよいと思います。
埋め込みガジェットなどを利用すればホームページに簡単に表示ができますので、
毎日ちょこちょこつぶやいておけば、十分コンテンツになり得ます。

②キラーコンテンツを用意する

・希少車
・輸入車
・相場より安価な車両

これらがネットで引き合いの強いクルマです。
言い換えると、ネット販売しやすい、ユーザーが能動的に発見してくれるクルマです。

何の変哲もないコンパクトカー等では、なかなか注目してもらえません。
ネットでユーザーに訴求するためには、上記のような目玉となるキラーコンテンツが必要です。

まず、キラーコンテンツでユーザーを自店のサイトへ誘導します。
前述のブログ等を絡めることでお店のことを知ってもらい、お店への興味関心を喚起します。
お店への興味関心は、他の在庫への十分な導線になります。
車両単体では見つけてもらいにくい普通のクルマも、お店が切り口になれば露出の機会を増やすことができます。

③とにかく情報を開示する
写真点数は可能な限り増やしてしてください。特にキズやへこみ、補修跡などは画像を多めにアップしてください。決してキズが写らない角度で撮影したり、太陽光で反射を作って目立たなくしたり、Photoshopで修正したりしないでください。ネガティブなポイントほど念入りに撮影してアップしてください。

画像をたくさんアップしたら、ネガティブポイントの説明をしてください。どの程度のものなのか、機能に影響があるのかないのか、修復工数の度合い、予算的なもの、または、納車時には仕上げるので問題ないこと等々、ネガティブポイントの説明とリカバリーについて解説を「これでもか!」というぐらい細かく行ってください。

写真には写らない機関系についても、可能な限り状況を開示してください。
出せる情報はすべて出し切っちゃってください。

これまで中古車販売は、業者とユーザーとの間の「情報の非対称性」を利益の源泉としてきました。悪く言えば、ユーザーがよくわかっていないことをいいことに、業者が有利に事を進めて儲けてきました。

しかし、インターネットが普及してきた現在では、この「情報の非対称性」は解消される方向にあります。極端な例では、ユーザーはそのクルマの仕入れ値を知ることだって不可能ではありません。そうした状況下においては、情報を開示しないというスタンスはマイナスに作用します。一見、売り手側に不利益をもたらしそうなネガティブな情報でも、オープンに開示することで新しい価値を生み出すことができます。

オープンで誠実な態度というものは、ネットで商売をする上では重要な資産になります。
いかにネット上に公開している情報だけで、ユーザーの信頼を勝ち得ることができるかということは、今後は生死をわける重要な課題となります。

詳細を事細かに開示することは非常に手間です。正直なところ、かなりの負担になります。
しかし、手をかけた分だけ確実に結果につながります。これは間違いありません。
ぜひ、手間を惜しまずに実施してみてください。



さてさて、
これまでにあげてきた3つのポイントをまとめると、

①お店を知ってもらう仕掛けをし、
②目玉となるクルマを戦略的に活用し、
③オープンでフェアなスタンスでユーザーと向き合う

っということになるかと思います。

騙されたと思ってちょっとやってみてください。
効果がなければ止めればいいだけの話しですから…。






2013年1月28日月曜日

巧者のスバルとつまずくホンダ













photo credit: zAmb0ni via photopin cc

スバルがアニメによるバナー広告の配信をしていますね。

スバル アイサイト総合サイト

アイサイトをイメージしたロボットキャラクターが登場する作品で、
マクロスのバルキリーで有名な川森正治氏によるデザインです。
日産デュアリスのCMに登場したロボットも同氏によるものなんですね。




スバルは以前にもアニメによるマーケティングを実施しています。




スバルのクルマには何となく硬派でストイックなイメージを勝手に持っているのですが、
マーケティングに関しては柔軟で先進的なアプローチを積極的に行っているように見受けられます。

SUBARU公式まとめ - NAVERまとめ
これなんかもいち早く取り組んでいますし、スバルはなかなかアグレッシブですね。

そうそう、ちょっと話しが変わりますが、
これは残念なのでは…ホンダェ…
子供に人気のあのカードゲームにホンダ車だけ登場しない理由
こんな話しが出ちゃうとイメージダウンな気がする…
逆に光岡がイメージアップだwww
オロチー!!シビれるぅー!

今後はアニメをうまく活用していくセンスが、
自動車メーカーにとっても重要になっていくのでしょう。

ホンダェ…

2013年1月25日金曜日

二重課税が解消されるってさ。でもそれだけだってさ。














photo credit: Phillip via photopin cc


やっと自動車取得税が廃止になりそうですねぇ…

取得税ェ…

消費増税ェ…

10%…

負担、変わんねぇーじゃんっ!!!!


重量税は減税!?

自賠責が上がるじゃんっ!!!!


かぁ〜!!!
いいことないじゃんかっ!!!

終了!終了!!
しゅーりょーぉぉぉぉ!!!!!!!!



ん?道路特定財源?

おいコラっ!自民党!!
またかよっ!

どーしようもねぇな、ホント。


ご町内のみなさまー
自動車取得税は15年10月廃止の方向らしいですよー(棒



2013年1月8日火曜日

おもてなし?ホスピタリティ?うまいのそれ?














photo credit: jasohill via photopin cc

あ、どーも。新年です。
今年もよろしくです。

年初なんで自動車流通新聞をボケーっと読んでいたんですが、
オークション会場各社のエラいヒトたちによる
新年のご挨拶がズラーっと載ってました。

ばばばーんっと中身を読んでみると、
「今年はだいぶキビしそうですが、
ハードを刷新or増強するんで大丈夫っ!期待してくださいっ!」
ってカンジの挨拶が多かったです。

まぁ、ハードが新しい方がいいに決まってるんですがね。
なんだかグッっとこないんですよね…
おぉっ!!期待しちゃうわぁー!ってならないんですよね…。

グッっとこないといえばコレも…
経産相“自動車取得・重量税廃止を”
いや、廃止の方がいいんですけどね…
今の環境下でそんなにパンチあるのかなぁ?
クルマに魅力がないことも問題ではないかと。

っと、まぁ、年初からなんだか煮え切らない半生状態で
うだうだ言ってるわけです。

んで、話しがちょっと戻って、
さっきの新年のご挨拶で”おもてなし”とか
言ってる某会場があったのを見て、ふと思ったのですが、
”おもてなし”とか”ホスピタリティ”とか最近やたらとオークション会場が言いますよね?



それって重要なんですかね?


いや、ぞんざいな扱いでいいってわけじゃないのですが、
そこは普通であれば問題ないのであって、
最重要なポイントではないと思うのです。

オマケというか、ついでというか…。
求めているとこはそこじゃない感が…。

そんなことより商売に役立ってくれよ!って思うのは少数派なんでしょか…?

あと、
景品豪華にしましたっ!落札賞でテレビあげます!(プラズマ?)とかで、
よっしゃあぁ!あと3台落札するぞーっ!!
ってなるんですかね…?

いや、貰えるもんは豪華な方がいいですよ。えぇ。
いろいろ気の利いたもんの方がいいですよ。えぇ。
でも、それが動機にはならないように思うのですがね…。

どーにもオークション会場のやる気のベクトルは、
斜め上へ向かっているように思いますです。はい。

気のせい?