2013年3月5日火曜日

あんた、マネージャー失格だよ。













photo credit: iandexter via photopin cc

マネジメントやリーダー論に関する本は書店にたくさん置いてあります。
それだけ多くのヒトがこの課題に対しての解を求めているのでしょう。

自分もその手の本を何冊か読んだことがありますが、
多くの本は「褒めて叱って褒めるのサンドイッチ」みたいなテクニカルな話が多いように感じました。

もちろん、心理学などの科学に基づいたテクニックは有効なのだと思いますし、
積極的に取り入れる価値のあるものだと思います。

しかし、本当に重要なことはテクニックではなく、とてもシンプルな真実です。

本当に重要なことは、

「チームのメンバーに敬意を払い、チームのメンバーに尊敬されるように努める」

この一点だけです。

ここでいうチームは小さいユニットでもいいですし、ひとつの会社でもいいです。
重要なポイントに変わりはありません。

これが実現できたら次に重要なことは、
「リーダーは広く意見を採用する独裁者」になるべきです。

「独裁者」というと語弊がありそうですが、
”チームに敬意を払い尊敬される”という前提条件があることをお忘れなく。

全会一致の意見などゴミ同然ですし、
民主主義的多数決で決まったモノなど更にゴミです。

リーダーが決めなくてはいけません。
むしろ、そのためにリーダーは存在します。

独裁的に決めるべきです。
しかし、その際、リーダーには説明責任があります。

チームを納得させる必要はありませんが、
その結論に至った理由をきちんとチームに説明する義務があります。

「いいから黙ってやれ」はあり得ません。
そういう人物にはリーダーやマネジメントを行う資格はありません。
ご退場いただくことが世の中のためです。

リーダーやマネジメントを行う立場というものは、
単なる役割に過ぎません。

チームのメンバーよりも自分は上等な人間なのだと錯覚しているヒトは多いです。
こうしたヒトには能力はありません。

マネジメントを極めたかったら、
人間として尊敬してもらえる人物を目指すべきです。

立場や肩書きだけで尊敬は得られません。
誤解なきよう。