2013年2月18日月曜日

中古自動車買取業界に向けられる目は厳しさを増していく














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特定商取引法の一部改正。

「特定商取引法」一部改正!!出張買取は死亡フラグ確定!?
特定商取引法の一部改正!四輪は規制対象外になった模様!

今回、四輪車は適用除外されましたが、これに不満を示す声が業界外からあがっているそうです。今後は更に中古車買取には厳しい目が向けられることでしょう。

今月12日、経済産業省は中古車の買取に関するトラブルが増加傾向にあることを背景に、中古車買取事業者と査定サイト事業者に対して、消費者トラブルの解消・防止を求める「中古自動車の買取等の適正化に向けた方策の在り方について」という提言を公表しました。

”今回、学識経験者、消費者関係機関、業界団体などを交えた研究会での検討結果が取りまとめられた。提言は、以下の通り。

1.中古自動車買取業界において、取引条件を明確にするためのモデルとなる契約約款を策定することや不誠実な値下げの禁止等に係る業界の行動基準を策定すること及び的確な実施。
2.中古自動車買取業界において、買取に要する実費(名義変更の手続費用など)を大幅に超える解約料の請求を禁止すること及び勧誘時から消費者に対して買取に要する実費の目安を提示すること。
3.査定業者を仲介するサイト上での消費者が買取の勧誘を承諾するかどうかの判断を慎重にする仕組みづくり等の具体的な対策。
4.業界の消費者相談窓口への消費者生活相談に係る専門的な知識・経験を有する者の活用等。
5.消費者からの信頼向上のための措置の効果的な実施のための関係者間での連絡、
検討を行う仕組みづくりと定期的な報告等のフォローアップ。”
※レスポンス記事「経産省、中古車買取の適正化に向けた検討結果を発表」より

今回の提言を受けて、買取業界は自主規制と標準約款づくりを進めていますが、これらが効果をあげられず、消費者からの相談件数が減少しなかった場合は、再度、法規制の問題に直面する恐れがあります。

業界の自助努力で解決できるといいのですが…。


続報
「自動車購入協会」が発足するそうです