2013年3月7日木曜日

ECサイト的に中古車を売っていくみたいですよ(棒)














photo credit: Andrea.carolina via photopin cc


車選び.com、ネット通販で中古車車体販売を開始
「Yahoo!ショッピング」と提携し、ネット通販で中古車を販売するそうです。

ヤフーといえば、先日カービューを子会社化し、自動車総合ウェブサイト「carview.co.jp」と「Yahoo!自動車」の統合をしていくとの発表があったばかりですね。ヤフーと連携「!」びっくりなサービス提供を目指す…カービュー新ロゴ発表

今後、ヤフーと提携している各社さんとの兼ね合いなどなど、どのような様相を呈してくるのか興味津津っといったところなのですが、そうですかショッピングですか。

難しいところにチャレンジですね。
在庫掲載広告モデル以外の販売方法は、いまいちパッとしない状況が続いているので、あらたなモデルとなってくれるといいのですが…。

しかし、リリースをみるとなにやら疑問な部分もチラホラ…。
ネット通販大手「Yahoo!ショッピング」で中古車車体販売がスタート! ~Eコマースで中古車を購入する時代へ~

まず、ユーザーのメリットとして上がっているコレ。

販売店との煩わしい商談や交渉は、「車選び.com」の専任スタッフが代行いたします。保証内容や支払い条件など、お客様のご要望に沿うべく交渉しますので、手間なくご購入いただけます。もちろん現車確認や試乗をすることも可能ですので安心です。

間に入る必然性がちょっとよくわからないです。

交渉を代わりにやるってのはメリットありそうな気もしないでもないですが、
ユーザーからは代行する側と店舗側がグルに見えます。

代行側と店舗側が公正なやり取りをしてくれるのか疑問が残ると思うんですよ。
代行側は純然たる第三者ではないのですから…。

また、代行側にとっては店舗がお客さんなので、
ユーザー側に立った交渉のハンドリングってできないと思うんですよね。

なので、ユーザーにメリットがあるよ!っとはあまり感じられないですよ。



あとコレ。店舗側のメリットだけど…。

従来のネット通販と同様、成功報酬型の課金体系を採用しておりますので、割高な広告コストを抑えることが可能となります。結果、ユーザーへのコスト転嫁を抑える効果が期待きます。

販売チャネルが他にいくつもある場合がほとんどだろうから、
コストは価格にONせざるを得ないでしょう。販売チャネルがここ一本だけなら効果があるかもしれませんが…果たしてコスト転嫁が抑えられるのでしょうか…。


そしてコレ。

今までにないネット通販という新しい中古車販売チャネルを採用することで、中古車に興味の無かった層にもリーチを拡げる事が可能となり、販売機会の増加が期待できます。

ネット通販にすると中古車に興味の無かった層にリーチできるようになる??
どういうロジックでそうなるんでしょうか…。

そもそもネット通販と言っていますが、
既存の在庫掲載サイトと中身に大差はないように見えます。

違いを感じるのはカートに入れる機能ですかね(カートは若干無理ゲー的な気が…)あと、ショッピングのカテゴリーで展開している点でしょうか…。

この点をもって中古車に興味の無かった層にリーチできるようになるっというのは何とも解せませんなぁ…。論理の飛躍に思えてしまいます。
 ECサイトライクに手軽に中古車を買うってのは現状ではイメージがムズカシイです…。

ネット通販の成功事例がまだない現状において、チャレンジをしていく姿勢は好感持てますが、ちょっとインパクと説得力に欠けるように感じちゃいますね…(勝手なこと言ってゴメンナサイ)

しかし、まぁ、がんばってもらいたいので、
市場にどのように受け入れられるのか観察していきたいと思います。はい。

(何様だよっ!)