2012年12月27日木曜日

ピンクのクラウンを見て思う→ピンクだな












photo credit: Pink Sherbet Photography via photopin cc





ピンクのクラウンでいろいろ衝撃が走ってますが、
みなさんいかがお過ごしでしょうか?



まぁ、ピンクの是非はともかく、しっかり話題になったという点では、
十分にインパクトがあったのではないでしょうか。


今回の面構えはビックリドッキリメカなカンジで、
世間の生温い感性の斜め上を行っているように思えたり思えなかったり…。


…賛否両論ですねぇ。

個人的にはクラウン自体に感慨が湧かないので、良いとも悪いとも言いがたいのですが、
最近のトヨタの勢い余ってジャックナイフ!?ばりのツンのめり前傾姿勢ぶりには、
好感を持っております。はい。変わっていこうというやる気が感じられるようで、
非常に風味豊かです。滋味深いです。

しかし、ちょっと勝手に心配してしまうのですが、
クラウンってそもそも、良いも悪くも、
保守派の保守派による保守派のためのクルマなんじゃないですかねぇ?

保守的なイメージを変える。
40代を取り込みたい。

ん〜なんかそれって、
クラウンが担う役割ではないような気がしてしまうのはワタシだけ?

保守的なイメージってそんなに悪いのかな?
もちろん場合によりけりではあるものの、
トラディショナルな価値感って読み方もあるような気がするんですが。
安定感、憧れ、郷愁…そんなものが漂っていても良いような…。

なんだかクラウンが何処へ行こうとしているのか良くわからないなぁ…ってのが感想ですね。

いや、だからダメだ!売れねーよ!血迷ったな!ってディスりたい訳ではなくてですね、
先に述べたように、勝手に心配しているだけなんですよ。はい。

なので、はぁ!?めちゃめちゃ売れたわwwwって草生えるんでしたら、
そりゃもー万々歳なわけでして。
そん時にゃ、さーせんでしたっ!って謝るだけです。
いつでも膝を折って地べたに額を擦り付ける準備は整っておりますぜダンナ。

そうそう、個人的にはゼロクラは好きです。
出た時はクールだと思ったもんですよ。

次の代で旧路線に戻っちゃいましたけどね…。

2012年12月21日金曜日

もはやナショナリズムではシビックのアニメを説明しきれない












photo credit: jing.dong via photopin cc

あ、すみません。
タイトルこれで作ってもらっちゃいました。
ホッテントリメーカー
面白いんで…つい…

なので、タイトルと内容が微妙に異なってますのでご承知おきくださいね、
っと先に予防線張ってみたりなんかしてみます。

んじゃ、本題に行ってみましょう。

ホンダがアニメを取り入れた「シビックSi」のCMを公開!



ホンダのシビックもアニメで来ちゃいました。

自動車メーカーのアニメ活用が進むと予測してきましたが、
ホント着実に来てますね。
自動車メーカーのアニメ活用が増える!?

シビックは一番肝心の米国でズッコケてしまったので、
リリースから1年という短期で大幅なテコ入れをしてきました。

そのテコ入れと合わせてプロモーションにも力を入れているようです。

内容はクール&スタイリッシュといった硬質なカンジでして、
個人的には何だかスターウォーズを思い出しました。

先日のメルセデス・ベンツのAクラスとはアプローチは異なりますが、
メルセデス・ベンツの新型Aクラスのアニメキャンペーンをみて思う
大きく捉えると(だいぶ大きく)、同じムーブメントの中にいると考えていいのではないでしょうか。

クルマにアニメを活用してくことに利点としては、
次のようなことがあるのではないかと思います。

①表現の自由度が高い
クルマに持たせている世界観や価値観を、ビジュアルとストーリーで多角的に押し出せる。アニメーションであることの最大の利点ではないですかね。

②話題性を持たせられる
クリエイターやキャストの組み合わせで、世間の興味関心を喚起することも可能。
上述のAクラスにはこれが当てはまるのではないでしょうか。

③幅広い層にリーチすることができる
従来のアプローチでは興味関心を持ってもらえなかった層にも、
知ってもらえる契機になる。

あと、個人的にはこういう部分も利点なのではないかと思うのです。
アニメであることで「虚構である」という前提でプロモーションを始められる。

どういうことかというと、
どこか外国の峠を走ってみたり、有名俳優が出てきてありそうもないシチュエーションでクルマに乗ってみたりするCMありますよね。

その手のヤツで実写だと、どうしても現実の延長線上に紐付けがされてしまい、
「あーそりゃないわ」「そういうことは自分にはないし」って醒めると同時に興味も失せちゃったりします。なんでかCMのせいで現実認識させられた…。ハッピーな家族で楽しいなランラン♪とかマジないわ。って観ている側がやさぐれちゃったりすることもあろうかと…(あるのか?)

ところが、こいつがアニメだと、
始めから虚構なので自分の現実と紐付けされることがない(うん、普通はそうだと思うが例外あるかもね…)なので、観ている側は自分の現実とは切り離した位置でCMを観ることができる。やさぐれたりしないで済むってわけですよ。

そうすると素直にCMのメッセージを受け取ることができる(のではないだろうか…?)。
実利用シーンをイメージさせて興味を喚起する方法が、
必ずしも有効とは限らないのではないでしょうかね。

魅せ方やパッケージを変えてみると、
メッセージの届き方が変わってきます。
届くヒトも変わってくると思います。

これから有望なパッケージのひとつになるんじゃぁないかと…。
ポップカルチャーやオタク的なモノとクルマについて考える






2012年12月16日日曜日

アクセス数ダントツぶっちぎりのアノ自動車サイトがぁ!?













photo credit: Martin_Heigan via photopin cc

カービューの株式をヤフーが取得 - ソフトバンクの孫会社に

というニュースが先日ありました。

カービューさんの国内事業があまり芳しくないとは聞いていたので、
その絡みもあるのかなぁっと思ったりします。

微妙な話しもあったりなかったりする一括査定が、
カービューさんの国内事業におけるメインの柱だったはずですが、
ガ◯バーさんは利用を中止しているらしいですし、
ラビ◯トさんも利用を減らしているとのこと。
大手2社に控えられては痛いでしょうね。

しかし、今後はヤフーと密に連携がはかられていくようになるとしたら、
カービュー&ヤフー組が個人間取引のキープレーヤーになるのではないかと、
個人的には考えています。

実際にヤフーはヤフオク内で中古車の個人間取引を、
どうにか加速させようとしているように見えます。
個人間売買の芽は確実に育っている!

現状、まきまきブラック業者が跋扈しているヤフオクですが、
(出品の9割、入札の7割は中古車関連事業者によるものと推計されているらしいです)
カービュー最大の資産である「みんカラ」の基盤とデータベースを活用すれば、
ヤフオクでの中古車取引は劇的に変わるのではないかと思います。

ソーシャルメディアが普及してきたことで、
現実社会での信用がネット上でも担保できるようになりつつあります。
こうした情報を併用することで信頼性の高い情報の流通が可能になると思います。

実際に米ebayではネットによる中古車取引の9割以上が、
問題なくスムーズに行われているそうです。
これはネット上での評価(レーティング制度などによる)が、
現実社会での評価とリンクしているためです。

ネットだからといって適当なことや悪事を働くと、
現実社会に支障を来すことになるという、
生活にネットが深く浸透しているが故に働く自浄作用です。

日本でもソーシャルメディアの普及などにより、
ネットとリアルが別けられた世界ではなくなりつつあります。

このあたりのテクノロジーの進化と普及、
ネット上やリアルでの文脈の変化、
膨大なクルマ情報。

うまく掛け合わせれば、新しい中古車流通を創ることができるのではないかと、
勝手に期待をしてしまいます。

流通コストばかりが膨らんでいる今のシステムを変える、
次の仕組みが求められています。

その次の仕組みが、今回の動きから産まれてくれるといいなぁっと、
他力本願で思ってみたりしています。


2012年12月9日日曜日

特定商取引法の一部改正!四輪は規制対象外になった模様!


















photo credit: Yersinia via photopin cc


「特定商取引法」一部改正!!出張買取は死亡フラグ確定!?
っという可能性があったわけですが、どーやら決まったみたいです。


特定商取引法の一部改正に関して消費者庁の発表によると、自動車(四輪)は適用除外になったようです。


訪問購入規制の規制対象としない物品及び適用除外とする取引態様等の案(経済産業省)

訪問購入規制、四輪車は適用除外に~消費者庁(日刊自動車新聞)

しかし、消費者保護のために買取業務のルールを定めたり、
損害を救済する基金を運用するための団体を来春にも設立するとのことです。

また、トラブルの多い二輪車は規制対象になるようです。
自動車団体のようなプッシュができなかったんですかね…。

あまりにモラルを欠いた状態が続くと、
四輪も二輪と同じ憂き目にあうということでしょう…。
お題目ではない健全な業界の育成ってヤツが必要ですね。

これによる二輪市場への影響が気になります…。
他人事ではありませんから。

今回の決定でどのような影響や変更があるかの詳細は、
まだよくわからない部分もあるので、
しばらくは注視しておく必要があるでしょう。

ひとまずは「大打撃」とはならずに済みそうです。
肩をなでおろした方も多いことでしょう。




2013/02/18 続報
中古自動車買取業界に向けられる目は厳しさを増していく

2012年12月3日月曜日

エコカー補助金の影響は限定的なんだって。














photo credit: LegoIiner PiIot via photopin cc

国内の新車販売 ほぼ横ばいに
なんだかエコカー補助金の影響も落ち着きつつあるって体(てい)をしてますが…。
去年と比べてもねぇ…しかし、ホント軽しか売れてないのね…。

今年はエコカー補助金終了の影響は軽微だ!っと夏頃はみなさん言ってたんですけどね。
いやいや、けっこう引きずってますよね…。
いたたた…。

新車販売がこの有様だから、当然、中古車流通にも影響が見られます。
各オークション会場の出品台数はだいぶ低調です。
ホントにタマ不足が深刻化していることを実感させます。

とりあえず視界に入っている限りでは、事態が好転する要素は見当たりません。
税制が見直されるとしてもまだまだ先の話しですし、
そもそも税制が見直されたからといって、需要が喚起されるとも限りません。

エコカー補助金第三弾なんてやらかした日にゃあ…
完全に中毒決定ですね。
健康体には戻れませんよ、ホント。
そいつがなければ成立しない世界がやってきます。
それがデフォルトになっちゃいますね。
補助金ジャンキー。

そんな状況のなかで、中古車流通は同じクルマを業者間でグルグル回しているだけ…。
一向にユーザーの手には渡らない。
儲かるのはオークション会場だけ。

オークションを機転としたビジネスモデルの限界が来ていると思います。
経費だけが膨らんで事業者の体力は消耗する一方。
オークションではない別の流通形態が求められているのではないでしょうか。

これだっ!!っというベストな解は見えてきませんが、
やはり共有在庫的なモノなのではないでしょうか。

現状で存在する共有在庫サービスがいまいち盛り上がりきれていないので、
なんだか説得力に欠けてしまうのですが、
いまの共有在庫の問題点を解決した先に、
使えるソリューションが見えてくるのだと思います。

やっぱりねぇ…他所で売れるならウチでも売れるんじゃね?
っと思っちゃうのが人情ですからねぇ…。
共有したがらないですよね…。

なので、誰に主権があるか!?っという事がひとつのポイントかもしれないです。
ホントの意味で共有の資源にできるようなフローが必要なのではないかと。

共有の在庫バンクから引き出し自由みたいな…
ん〜難しいなぁ…

あと、これに個人売買の流通も組み入れると、更にベターなんですがね。
まぁ、言うだけはタダなんで。

誰がやるのか?ってのも問題ですね。
既存のオークション会社は嫌がるでしょうから。
今の事業と競合しちゃいますからね。

脅威を機会にしちゃえ!やられる前に自分のところに組み込んじゃえっ!
なんて肝の据わってるトコは…
ないですね。

ちゃんちゃん。



ちなみに、その他にも
個人的に注目している動きはコチラに書いてみてます。
市場におこっているムーブメントについて考える(新・中古車流通の今後を考え てみる④)