2012年12月27日木曜日

ピンクのクラウンを見て思う→ピンクだな












photo credit: Pink Sherbet Photography via photopin cc





ピンクのクラウンでいろいろ衝撃が走ってますが、
みなさんいかがお過ごしでしょうか?



まぁ、ピンクの是非はともかく、しっかり話題になったという点では、
十分にインパクトがあったのではないでしょうか。


今回の面構えはビックリドッキリメカなカンジで、
世間の生温い感性の斜め上を行っているように思えたり思えなかったり…。


…賛否両論ですねぇ。

個人的にはクラウン自体に感慨が湧かないので、良いとも悪いとも言いがたいのですが、
最近のトヨタの勢い余ってジャックナイフ!?ばりのツンのめり前傾姿勢ぶりには、
好感を持っております。はい。変わっていこうというやる気が感じられるようで、
非常に風味豊かです。滋味深いです。

しかし、ちょっと勝手に心配してしまうのですが、
クラウンってそもそも、良いも悪くも、
保守派の保守派による保守派のためのクルマなんじゃないですかねぇ?

保守的なイメージを変える。
40代を取り込みたい。

ん〜なんかそれって、
クラウンが担う役割ではないような気がしてしまうのはワタシだけ?

保守的なイメージってそんなに悪いのかな?
もちろん場合によりけりではあるものの、
トラディショナルな価値感って読み方もあるような気がするんですが。
安定感、憧れ、郷愁…そんなものが漂っていても良いような…。

なんだかクラウンが何処へ行こうとしているのか良くわからないなぁ…ってのが感想ですね。

いや、だからダメだ!売れねーよ!血迷ったな!ってディスりたい訳ではなくてですね、
先に述べたように、勝手に心配しているだけなんですよ。はい。

なので、はぁ!?めちゃめちゃ売れたわwwwって草生えるんでしたら、
そりゃもー万々歳なわけでして。
そん時にゃ、さーせんでしたっ!って謝るだけです。
いつでも膝を折って地べたに額を擦り付ける準備は整っておりますぜダンナ。

そうそう、個人的にはゼロクラは好きです。
出た時はクールだと思ったもんですよ。

次の代で旧路線に戻っちゃいましたけどね…。

2012年12月21日金曜日

もはやナショナリズムではシビックのアニメを説明しきれない












photo credit: jing.dong via photopin cc

あ、すみません。
タイトルこれで作ってもらっちゃいました。
ホッテントリメーカー
面白いんで…つい…

なので、タイトルと内容が微妙に異なってますのでご承知おきくださいね、
っと先に予防線張ってみたりなんかしてみます。

んじゃ、本題に行ってみましょう。

ホンダがアニメを取り入れた「シビックSi」のCMを公開!



ホンダのシビックもアニメで来ちゃいました。

自動車メーカーのアニメ活用が進むと予測してきましたが、
ホント着実に来てますね。
自動車メーカーのアニメ活用が増える!?

シビックは一番肝心の米国でズッコケてしまったので、
リリースから1年という短期で大幅なテコ入れをしてきました。

そのテコ入れと合わせてプロモーションにも力を入れているようです。

内容はクール&スタイリッシュといった硬質なカンジでして、
個人的には何だかスターウォーズを思い出しました。

先日のメルセデス・ベンツのAクラスとはアプローチは異なりますが、
メルセデス・ベンツの新型Aクラスのアニメキャンペーンをみて思う
大きく捉えると(だいぶ大きく)、同じムーブメントの中にいると考えていいのではないでしょうか。

クルマにアニメを活用してくことに利点としては、
次のようなことがあるのではないかと思います。

①表現の自由度が高い
クルマに持たせている世界観や価値観を、ビジュアルとストーリーで多角的に押し出せる。アニメーションであることの最大の利点ではないですかね。

②話題性を持たせられる
クリエイターやキャストの組み合わせで、世間の興味関心を喚起することも可能。
上述のAクラスにはこれが当てはまるのではないでしょうか。

③幅広い層にリーチすることができる
従来のアプローチでは興味関心を持ってもらえなかった層にも、
知ってもらえる契機になる。

あと、個人的にはこういう部分も利点なのではないかと思うのです。
アニメであることで「虚構である」という前提でプロモーションを始められる。

どういうことかというと、
どこか外国の峠を走ってみたり、有名俳優が出てきてありそうもないシチュエーションでクルマに乗ってみたりするCMありますよね。

その手のヤツで実写だと、どうしても現実の延長線上に紐付けがされてしまい、
「あーそりゃないわ」「そういうことは自分にはないし」って醒めると同時に興味も失せちゃったりします。なんでかCMのせいで現実認識させられた…。ハッピーな家族で楽しいなランラン♪とかマジないわ。って観ている側がやさぐれちゃったりすることもあろうかと…(あるのか?)

ところが、こいつがアニメだと、
始めから虚構なので自分の現実と紐付けされることがない(うん、普通はそうだと思うが例外あるかもね…)なので、観ている側は自分の現実とは切り離した位置でCMを観ることができる。やさぐれたりしないで済むってわけですよ。

そうすると素直にCMのメッセージを受け取ることができる(のではないだろうか…?)。
実利用シーンをイメージさせて興味を喚起する方法が、
必ずしも有効とは限らないのではないでしょうかね。

魅せ方やパッケージを変えてみると、
メッセージの届き方が変わってきます。
届くヒトも変わってくると思います。

これから有望なパッケージのひとつになるんじゃぁないかと…。
ポップカルチャーやオタク的なモノとクルマについて考える






2012年12月16日日曜日

アクセス数ダントツぶっちぎりのアノ自動車サイトがぁ!?













photo credit: Martin_Heigan via photopin cc

カービューの株式をヤフーが取得 - ソフトバンクの孫会社に

というニュースが先日ありました。

カービューさんの国内事業があまり芳しくないとは聞いていたので、
その絡みもあるのかなぁっと思ったりします。

微妙な話しもあったりなかったりする一括査定が、
カービューさんの国内事業におけるメインの柱だったはずですが、
ガ◯バーさんは利用を中止しているらしいですし、
ラビ◯トさんも利用を減らしているとのこと。
大手2社に控えられては痛いでしょうね。

しかし、今後はヤフーと密に連携がはかられていくようになるとしたら、
カービュー&ヤフー組が個人間取引のキープレーヤーになるのではないかと、
個人的には考えています。

実際にヤフーはヤフオク内で中古車の個人間取引を、
どうにか加速させようとしているように見えます。
個人間売買の芽は確実に育っている!

現状、まきまきブラック業者が跋扈しているヤフオクですが、
(出品の9割、入札の7割は中古車関連事業者によるものと推計されているらしいです)
カービュー最大の資産である「みんカラ」の基盤とデータベースを活用すれば、
ヤフオクでの中古車取引は劇的に変わるのではないかと思います。

ソーシャルメディアが普及してきたことで、
現実社会での信用がネット上でも担保できるようになりつつあります。
こうした情報を併用することで信頼性の高い情報の流通が可能になると思います。

実際に米ebayではネットによる中古車取引の9割以上が、
問題なくスムーズに行われているそうです。
これはネット上での評価(レーティング制度などによる)が、
現実社会での評価とリンクしているためです。

ネットだからといって適当なことや悪事を働くと、
現実社会に支障を来すことになるという、
生活にネットが深く浸透しているが故に働く自浄作用です。

日本でもソーシャルメディアの普及などにより、
ネットとリアルが別けられた世界ではなくなりつつあります。

このあたりのテクノロジーの進化と普及、
ネット上やリアルでの文脈の変化、
膨大なクルマ情報。

うまく掛け合わせれば、新しい中古車流通を創ることができるのではないかと、
勝手に期待をしてしまいます。

流通コストばかりが膨らんでいる今のシステムを変える、
次の仕組みが求められています。

その次の仕組みが、今回の動きから産まれてくれるといいなぁっと、
他力本願で思ってみたりしています。


2012年12月9日日曜日

特定商取引法の一部改正!四輪は規制対象外になった模様!


















photo credit: Yersinia via photopin cc


「特定商取引法」一部改正!!出張買取は死亡フラグ確定!?
っという可能性があったわけですが、どーやら決まったみたいです。


特定商取引法の一部改正に関して消費者庁の発表によると、自動車(四輪)は適用除外になったようです。


訪問購入規制の規制対象としない物品及び適用除外とする取引態様等の案(経済産業省)

訪問購入規制、四輪車は適用除外に~消費者庁(日刊自動車新聞)

しかし、消費者保護のために買取業務のルールを定めたり、
損害を救済する基金を運用するための団体を来春にも設立するとのことです。

また、トラブルの多い二輪車は規制対象になるようです。
自動車団体のようなプッシュができなかったんですかね…。

あまりにモラルを欠いた状態が続くと、
四輪も二輪と同じ憂き目にあうということでしょう…。
お題目ではない健全な業界の育成ってヤツが必要ですね。

これによる二輪市場への影響が気になります…。
他人事ではありませんから。

今回の決定でどのような影響や変更があるかの詳細は、
まだよくわからない部分もあるので、
しばらくは注視しておく必要があるでしょう。

ひとまずは「大打撃」とはならずに済みそうです。
肩をなでおろした方も多いことでしょう。




2013/02/18 続報
中古自動車買取業界に向けられる目は厳しさを増していく

2012年12月3日月曜日

エコカー補助金の影響は限定的なんだって。














photo credit: LegoIiner PiIot via photopin cc

国内の新車販売 ほぼ横ばいに
なんだかエコカー補助金の影響も落ち着きつつあるって体(てい)をしてますが…。
去年と比べてもねぇ…しかし、ホント軽しか売れてないのね…。

今年はエコカー補助金終了の影響は軽微だ!っと夏頃はみなさん言ってたんですけどね。
いやいや、けっこう引きずってますよね…。
いたたた…。

新車販売がこの有様だから、当然、中古車流通にも影響が見られます。
各オークション会場の出品台数はだいぶ低調です。
ホントにタマ不足が深刻化していることを実感させます。

とりあえず視界に入っている限りでは、事態が好転する要素は見当たりません。
税制が見直されるとしてもまだまだ先の話しですし、
そもそも税制が見直されたからといって、需要が喚起されるとも限りません。

エコカー補助金第三弾なんてやらかした日にゃあ…
完全に中毒決定ですね。
健康体には戻れませんよ、ホント。
そいつがなければ成立しない世界がやってきます。
それがデフォルトになっちゃいますね。
補助金ジャンキー。

そんな状況のなかで、中古車流通は同じクルマを業者間でグルグル回しているだけ…。
一向にユーザーの手には渡らない。
儲かるのはオークション会場だけ。

オークションを機転としたビジネスモデルの限界が来ていると思います。
経費だけが膨らんで事業者の体力は消耗する一方。
オークションではない別の流通形態が求められているのではないでしょうか。

これだっ!!っというベストな解は見えてきませんが、
やはり共有在庫的なモノなのではないでしょうか。

現状で存在する共有在庫サービスがいまいち盛り上がりきれていないので、
なんだか説得力に欠けてしまうのですが、
いまの共有在庫の問題点を解決した先に、
使えるソリューションが見えてくるのだと思います。

やっぱりねぇ…他所で売れるならウチでも売れるんじゃね?
っと思っちゃうのが人情ですからねぇ…。
共有したがらないですよね…。

なので、誰に主権があるか!?っという事がひとつのポイントかもしれないです。
ホントの意味で共有の資源にできるようなフローが必要なのではないかと。

共有の在庫バンクから引き出し自由みたいな…
ん〜難しいなぁ…

あと、これに個人売買の流通も組み入れると、更にベターなんですがね。
まぁ、言うだけはタダなんで。

誰がやるのか?ってのも問題ですね。
既存のオークション会社は嫌がるでしょうから。
今の事業と競合しちゃいますからね。

脅威を機会にしちゃえ!やられる前に自分のところに組み込んじゃえっ!
なんて肝の据わってるトコは…
ないですね。

ちゃんちゃん。



ちなみに、その他にも
個人的に注目している動きはコチラに書いてみてます。
市場におこっているムーブメントについて考える(新・中古車流通の今後を考え てみる④)



2012年11月29日木曜日

自動車メーカーのアニメ活用が増える!?













photo credit: joshuahoffmanphoto via photopin cc

ホンダが特別協賛したアニメがリリースされたとのことで、
ちょっと話題になっていました(こっち系のネタが続いてるな)



二輪車が題材になっている作品なのですが、
ホンダホンダホンダしてます…。
ホンダ党以外のヒトはつらいかもしれませんねぇ。

販売が落ち込み苦戦を強いられているメーカーの課題のひとつに、
若年層ユーザーの獲得があります(特に二輪車はユーザーの平均年齢が高齢化していますので)。今回の作品も若年層へリーチするためのマーケティングの一環のようですね。

作品に愛着をもったヒトはメーカーに対しても親近感を持つようになるでしょう。
また、作中に出てきた車両を街中で見かければ、
それを正確に認知できると思います。

こうしたユーザーとの接点は、
将来的な車両購入の動機になる可能性があります。
すぐに結果につながらないとしても、
少なくともファンを獲得することができます。

メーカーにポジティブなイメージをもったユーザーが、
実際に購入を検討する際、最初に思い浮かべてもらえる可能性が高いです。
これは大きなアドバンテージです。

将来顧客とのコミュニケーションとして、
アニメ作品の活用は非常に有効だと思います。

以前のエントリーでも言及していますが、
ポップカルチャーやオタク的なモノとクルマについて考える
メルセデス・ベンツの新型Aクラスのアニメキャンペーンをみて思う
いまやアニメは若年層や海外をはじめとした、
幅広いユーザーへリーチすることのできる強力なメディアです。

メーカーが伝えたいメッセージを織り込んで、
ユーザーとコミュニケーションをはかっていくことは十分に可能です。

これまでも実車が登場するアニメや漫画は存在しましたが、
どちらかというと自然発生的に出てきたものを、
メーカーが後追いするという構図だったように思います。

しかし、最近はメーカーが主体的に関わり、
アクションを起こすように変わってきていると感じます。

冒頭のリンク先のインタビューを読むと、
ホンダ側から見せ方や考え方のオーダーがあったようなので、
この作品にはホンダの意思やメッセージが織り込まれていると
言えるのではないでしょうか(大げさ?)

アニメが有効なメディアになってきている現状を踏まえると、
今後はマーケティングや販売に、
アニメを積極的に活用していく自動車メーカーが
もっと増えるのではないかと思います。

2012年11月19日月曜日

メルセデス・ベンツの新型Aクラスのアニメキャンペーンをみて思う














photo credit: elycefeliz via photopin cc

メルセデス・ベンツが来年1月発売予定の新型Aクラスの事前告知として、アニメでのキャンペーンを展開するそうです。ってか、もう始まってる。
メルセデス・ベンツのアニメが超絶クオリティ 貞本キャラ×Production I.G



最早、アニメは一部のアレでナニなヒトたちの趣味ではなく、
ごくカジュアルなコミュニケーションツールになっています。
ポップカルチャーやオタク的なモノとクルマについて考える

メルセデス・ベンツがマジで若年層とコミュニケーションを取ろうとしているんだなぁ、っという印象です。

まぁ、これで若年層にAクラスが売れる!なんてことは、仕掛け側も思っていないでしょう。目的は話題性、新規性に比重が置かれているとは思います。
しかし、ブランドに対する親近感はかなり上がるんじゃないですかね。

やっぱりメルセデス・ベンツといえばプレミアムブランドとして若者には敷居が高いですからね。ですが、今回のキャンペーンによってメーカー側から若年層にグッと近づいた感があります。敷居を跨がせるんじゃなくて、自分から跨いで出てきたってカンジですかね。

ブランドに対するロイヤリティは、そのブランドが発信するメッセージがどのように顧客に伝わってきたかで構成されます。それはテレビCMかもしれませんし、映画などに登場する作中のイメージかもしれませんし、家族や知り合いが所有していたという事実かもしれません。メーカーが潜在的な顧客とどのようにコミュニケートしてきたか、それがボディブローのようにじわじわ効いてくるのだと思います。

そういった意味で、今回、メルセデス・ベンツが将来顧客である若年層と真剣にコミュニケートしていこうという姿勢を示したことは、とても意義のあることだと思います。
いや、ビックリしたしね。

さすが博報堂さん…。
よくわかってらっしゃる。

しかし、このショートムービー観たらラーメン喰いたくなったんですが…。


2012年11月14日水曜日

個人間売買の芽は確実に育っている!














photo credit: Hugo90 via photopin cc

興味深い記事が日刊自動車新聞に載っていました。
(ソースが日刊自ばっかだな)愛してます日刊自動車新聞っ!
ささっ、媚びたところで本題へ…

































ヤフオク&オークネット社と協業している個人売買のサービスが、
開始3ヶ月で100台の出品だったそうです。
そのうち30%は売却ができたとのこと。

タマ集めに苦戦しているようではありますが、
インターネットでの個人売買は必ずきます。
消費税が上がれば注目度は高まるでしょう。

ポイントは全部の車両が個人間で取引される訳ではない、ということだと思います。
需要と供給が個人間だけでマッチすることは考えづらいです。
換金を急ぐヒトや、入手を急ぐヒトもいるわけですから、
ここに専門の事業者が介入する場所があると思います。

今からそういったポジション取りを検討しておくことは、
後々、有利に働くと思われます。

日本の制度や環境を考えると、
個人間売買がメインストリームになることは、
ちょっと難しいと思います。

ですが、それなりのインパクトを持つようにはなるはずです。
潮目がどこになるかは、よく注意しておく必要があるでしょう。


2012年11月12日月曜日

タマ不足の深刻化が始まる!?













photo credit: pasukaru76 via photopin cc

オークションの出品台数がけっこう減ってますね。
11月最初のUSS東京も1万台を切っていました。
感覚的には例年より一ヶ月ぐらい早く減り始めているような気がします。
詳しい数字はこちら

新車販売は関係各社の当初予想に反して、
補助金の副作用から立ち直れずにいると聞きます。
動きが渋くなりますね…。

タマの枯渇はいよいよ深刻になっていきそうです。
成約率は比較的に高めで推移しているようなので、取り合いは激化していきそうです。
相場も上昇するでしょう。

どうもここ数年は”例年”と同じような動きをしなくなってきているように思います。
リーマンショック以降、市場の動きは変質してきているのではないでしょうか。

市場の構造自体に転換期が来ているのかもしれません。
確実にシュリンクし始めています。

年明け以降はどうなることやら…。


2012年11月11日日曜日

ヒトを評価する能力は万人にあるのか!?














photo credit: Stuck in Customs via photopin cc

組織の中でヒトを評価するということは非常に難しいことです。
なぜなら、評価する側に高い能力が必要だからです。

能力を欠くヒトには評価をするという行為は勤まりません。
また、評価をするためには、対象となるヒトを常によく見ていないといけません。

そして多くの場合、よく見てなんかいません。
その時の何となくの印象でヒトを評価しがちです。
ヒトをよく見て本質を理解するということは、
非常に高度な能力を必要とする行為です。

なので、ゴマをすったり、アピールばかりするヒトが、
評価を受けるといったことが世の中では起こりがちです。

評価をする立場にいるヒトは、
己の能力が問われていることを自覚しましょう。

また、組織を見回してみて、ゴマをすったり、アピールばかりするヒトが
評価を受けているようであれば、その組織は能力を欠くヒトがドライブしているのだと
判断してよいでしょう。

真面目にコツコツやっていれば、誰かが見ていてくれるなんてことは幻想です。
評価をキチンとできる能力のあるヒトが存在している場合にのみ、
それは成立するお話しです。

どういうステージで努力すべきかは、
よく考える必要があるでしょう。

残念ながら、
立場と資格と能力がイコールではないことはあり得るのです。



2012年11月7日水曜日

今のビジネスモデルの終焉はネットと共にやってきた!














photo credit: ! /streetart#__+__www.♥.tk ﴾͡๏̯͡๏﴿ via photopin cc

インターネットの発達と普及は、様々な利権と、
それに付随するビジネスモデルを破壊する原因になったりしています。

中古車流通も例外ではありません。

以前はクローズドな業界の中でクルマは動いていたので、
出自も詳細も価格もコンシューマにはわかりようがありませんでした。
情報の格差が利益を産む。
そういう時代でした。

しかし、現在は業者間取引の相場から個体の詳細まで、
インターネットで簡単に調べることが可能です。
コンシューマがその気になれば、関連する情報は手に入ります。
インターネットでコンシューマは賢くなり、武器も手に入れました。
言われるがままの情報弱者ではなくなりました。

そうした事態をうけて、

こんなことでは商売に支障をきたす!
オークション情報をネットになんかするからだ!
情報を流しているヤツを取り締まれ!
客から因縁つけられた!誰が補償してくれんだ!

っといった怨嗟の声によく遭遇します。

別に後ろ暗いことがなくとも、
仕入れ値が公表されては不都合もあるでしょう。
売値が公表されては不都合もあるでしょう。
その他ごにょごにょが公表されては不都合もあるでしょう。

しかし、もう後戻りはできません。
クローズドな業界は帰ってきません。
インターネットへ情報が流出していくことは止めようがありません。
情報とインターネットの関係とはそういうものですから。
デジタルになったら最後。どこまでも広がっていきます。

なので、保護や規制で”いままで”を頑に守る努力はムダです。
情報が「漏れる」ことに噛み付いても仕方がありません。
世の中が変わっているのです。

もう、仕入れたクルマに利益を乗っけて販売する、
というビジネスは終焉を迎えつつあるのです。

変化に遭遇した際に取るべきアクションは「守り」ではありません。
自身も変わらなければいけないのです。

情報を十分に得ているコンシューマと、どのような関係を築いていくのか?
「守り」に固執している他店と、どのような違いを出していくのか?
そういうベクトルで物事を考えていくべきです。

例えば(※あくまで例えですよ…)、コストコという会員制倉庫型小売店があります。
ここの商品小売価格は非常に安いことで有名です。
モノによっては原価に近い価格であったりします。
そんなに安くして利益が出せるのか?薄利多売なのか?

これは有名な話しですが、このお店は小売りで儲けるビジネスモデルではありません。
会員制ビジネスなのです。メインの収益源は会費なのです。
もちろん大量仕入れによるメーカーや卸への高交渉力や、
店舗でのオペレーションの合理化など収益を上げるための仕組みは他にもありますが、
スーパーマーケットなどとはビジネスモデルが根本的に違います。

こういう、一見すると同じ商売をしているようでいて、実はビジネスモデルは全然違う、
というありかたは非常に示唆に富んでいるのではないでしょうか。

利益構造を、利益の出し方を変えるというアプローチは、
検討の価値があるひとつの方向性だと思います。

これまでのやり方では通用しなくなります。
いままでを踏襲するのではなく、変えていくことに注力が必要です。








2012年11月2日金曜日

ダウンサイジングが進むよ!きっとっ!!












photo credit: opensourceway via photopin cc

ホンダの「N-ONE」だらけの一日でした。
ホンダ、“日本のあたらしいベーシックカー”新型軽自動車「N-ONE」発売

いろいろな記事を読んでいて思いました。
このクルマは軽自動車に対する価値観や意識を大きく変えるのではないかと。

世間のマインドは確実にダウンサイジングへ向かっています。
軽自動車は経済性の高さも合わさって、このムーブメントの中で注目されています。
クオリティや安全性能も格段に進化を遂げており、
もう何年も前から日本においては最も合理的な選択肢になっていました。

しかし、軽自動車には越えられない「壁」のようなモノが存在すると思います。
おそらく、世間の認知としては、軽自動車はクルマヒエラルキーでは最下層に属しているでしょう。ユーザー心理的にアッパーミドルセダン以上からのシフトなどは起こりにくいのが現実ではないでしょうか。ステータス的な意味で。

また、ヒトは合理性だけが動機でアクションを起こしません。
どんなに軽自動車が合理的でも、それだけが選択の理由にはなりません。
そういう意味では、これまでの軽自動車は合理性以上の価値を創れていなかったように思います。

ですが、今回のこの「N-ONE」
コイツはやってくれそうな気がします。
越えられない「壁」を、さらりとすり抜けてしまいそうです。

軽自動車のネガティブ要素に対して的確にアンサーを用意している。
そんな風にみえます。

そしてなにより、いままでの軽自動車にはない独特の存在感を持っていると思います。
きっと多くのヒトにとって積極的な選択になるであろう存在感です。

このクルマの登場から日本のダウンサイジングは加速していった。
みたいな、歴史的なクルマになるんじゃなかろうか。

正直、ミニバンばっかり創るようになってからホンダには幻滅しっぱなしだったのですが、今回はホンダのスゴさを見せつけられた感でいっぱいです。

カルチャーを創る。
それって先進技術の開発なんかよりも、ずっとイノベーティブなことだと思います。

「N-ONE」
この先のカルチャーを創ったのではないでしょうか。




なーんてえらい肩入れしておいてズッコケたら笑えるなぁ…。気が早かったかな?
しかしリアのピラーのカンジがエッセを彷彿させるのはワタシの気のせいですよね…。
うん、気のせい。





2012年10月31日水曜日

これからは専門店に有利な時代になる!!












photo credit: Jack_Snell via photopin cc


これからは専門店に有利な時代になります。

インターネットが普通のモノになったことで、マイナーなモノやニッチなモノに、簡単にアクセスすることができるようになりました。


インターネットが広く普及し始めた当初は、情報へのアクセスの仕方はポータルサイトへ訪れることから始まっていました。ポータルサイトに情報が載っていないと、ユーザーの目に触れることが難しい状態でした。

しかし、現在では知りたい情報は直接検索することが当たり前になっています。必ずしも情報がポータルサイトに載っている必要はなくなりました。Webにさえ情報をアップしていれば、それを必要としているヒトが自分から探してくれます。

実際、Webで売れるクルマは輸入車や希少車、旧車などがメインです。こうしたクルマは、欲しいユーザーが自分から検索して見つけにきてくれます。

反対に、普通のフィットやカローラでは、ユーザーから見つけてもらうためには、露出の高いサイトに掲載したり、値段に特徴を出したり、相当な努力が必要になります。

インターネットの普及はマイナー・ニッチに光を当てることになりました。
そして、もうひとつ大きなうねりが控えています。


日本はアジアの中ではインターネットの普及率はトップですが、ソーシャルメディアの利用・活用はまだまだ低い状況です。
アジアのネット人口は今や10億人以上−アジアのソーシャル、モバイルはいかに

これから先、ソーシャルメディアが日本でも広く浸透していけば、その恩恵を一番受けることができるのは専門店です。ユーザーはますます簡単にマイナー・ニッチな情報へアクセスすることが可能になるからです。

そうした状況が目前まで迫ってきています。インターネットで情報を発信しないという選択はあり得ません。以前のエントリーでも触れましたが(もう車両本体は利益の源泉ではない!?)、ホームページすら持っていない店舗が大半の状況です。情報をWebでこまめに発信するだけでも雲泥の差がつきます。

更に、お店に専門性を持たせることができれば、これからの時代を他店より有利にサバイブできます。

小資本・小規模のお店にとっては、専門店化していくことが、生き残るためのひとつの戦略となることは間違いないでしょう。


2012年10月29日月曜日

これからは物語を売るっ!!


















photo credit: Gilderic Photography via photopin cc

以前にワタシがのたまった内容(中古車と「物語」と妄想と思い込みのカオス)に近い事例を日刊自動車新聞で発見しました!隊長っ!!




































物語を売る。
近い将来、その個体が持つ唯一の「物語」に価値が出てくるようになります。絶対。
※その理屈については上記エントリーを。

元オーナーの物語や印象的なエピソードなんかが、本当は一番魅力的な素材です。
まぁ、オークションとかで仕入れちゃうと、そんな細部はわからないですけどね…。

物語のリレーってのも面白いかもしれませんね。
車体番号と物語を紐付けしてクラウドで保管・共有。
歴代オーナーが物語を続けていく。

そんなwebサービスはどうですかねぇ…感傷的過ぎか??
いや、クルマの素性が明らかになるから付加価値を高められるのではなかろうか。
検討してみようかな…。

2012年10月24日水曜日

HV・EV・PHVって誰が中身を確認するの??













photo credit: mandolux via photopin cc

新車販売ランキングを毎月見ていますが、最近はずーっとハイブリットが上位を占めてますね。ハイブリットにあらずんば新車にあらず。ハイブリットにあらずんばエコカーにあらず。っという勢いですよ…。

これだけ供給がされると、当然、数年後には中間流通市場にも大量に出回ることになります。そこでふと思ったのですが、中間流通市場ではHV(ハイブリット)やEV(電気自動車)、PHV(プラグインハイブリット)って、中身は誰がどうやって確認しているんでしょう?取り扱いのあるディーラーに入庫してきた場合は別なんでしょうが、HV・EV・PHVは核心部分がブラックボックス化しているんですよね?整備業界ではメーカーやディーラーに囲い込まれてしまって手が出せなくなるんじゃないかと戦々恐々だそうですし、実際、民間車検場でも、今は中身に手を出すな!って距離を置いているトコロも多いと聞きます。

オークションや共有在庫、はたまたナントカ鑑定とかはどうなるんですかね?どの段階で中身はチェックされるんでしょう?中身は知らんよ、乗ってみて問題あったらディーラー行ってね。ってわけにはいかないですよね。ディーラー行けって言われるのがユーザーなのか、中間に入る事業者さんなのか市場主なのかはわかりませんが、それじゃ困っちゃいますよねぇ…。まぁ現状のガソリン車でも機関については詳細なチェックがされて流通しているわけではありませんが、不具合は流通過程で一応わかっていきますし、中身がまったく不明のまま流通することはあまり無いと言っていいかと思います。しかし、HV・EV・PHVは…どうなんでしょ?中身のあたりを付けられる代物なんですかね?これなら修理にどれぐらいの費用がかかるとか、こうなってたら敬遠しようとか、そうした知見やノウハウってどうやって共有されていくんでしょう?中間流通市場でキチンとチェック機能が働く仕組みがないと判断ムズかしくないですかね?

いや、ひょっとすると、ワタシが知らないだけで、そんな仕組みは既に整備されているとか、計画されているとかなのかもしれませんが…。

詳しい方、おられましたら教えてつかーさい。

2012年10月21日日曜日

リユースすることでサスティナブルな社会を実現!?














photo credit: Elizabeth Abernathy via photopin cc


え〜、ちょっと前まで暑くて茹だっていたのに、
いきなり寒くなるもんだから風邪なんかひいちゃったりして、
やれやれな昨今ですが気がついてみるとなんとっ!!

エコロジーやサスティナブル(持続可能な)であることは、
ある種のステータスを誇示する、かっこよくてオシャレなモノ。
になってました。

環境への負荷を考慮したライフスタイルやマインドは、
先進的で尊敬されるモノ。
になってました。

そうです!
価値観は変わったのです!!
知ってました!?
いや、もーびっくり。
お元気ですか?

環境に配慮しないモノや行動はかっこ悪いのです!
クリーンでないことはクールじゃないのです!
ハイソサエティ(社会的上流階層)じゃないのです!
(あはは、横文字ばっかだな、てへっ)


えー、ここまではよろしいでしょうか?
大丈夫でしょうか?

次いきます。
中古車のことです。

これまで永きにわたって「中古車最大の魅力はコストである!」
っという訴求の仕方をみんなでしてきました。
いやまぁ、実際そーなんです。コストなんです。

しかし、これは事実ではあるものの、反作用として、
「中古車=プアマンズカー」
という構図もつくってしまいました。

その結果、中古車は積極的なポジティブな選択肢としては、
押しの弱い商品になってしまったのです。

そこでコレです。

ワタシは以前、中古車という選択は、
実はひとつのエコロジー活動になり得るんですよー
っという説が存在することを取り上げました。
エコロジーはそんなにエライのか!?について考察する

実際、中古車関連の企業さんの中には、
このロジックを使用済みなトコロがあります。

プロトさん
中古車に乗ることこそが最高のエコカーライフ


ガリバーさん
スタートラインでCO2排出量ゼロの中古車のほうが、じつはエコなクルマになるのです。

おぉっ!!エコロジーという切り口で、
中古車はポジティブな選択肢になり得るのではないか!?
こいつはすげぇ!

冒頭に述べたように、エコであることはクールでオシャレでハイソで時代の最先端でセレブちっくで精神的にもお財布的にも余裕がありそーで思慮深そーで知性が高そーでムニャムニャなわけですよっ!!(後半部分に何やら歪んだヒガミ感情がぁ!)

ん?まてよ。
プ○ト社もガ○バー社も、この切り口で押してたか…?
活用できてたっけ…?



できてない…ね

なぜこの概念は活用できていないのか?
わたし気になりますっ!

ってことで考えてみました。

思うに、この概念自体は時流にマッチしたものなので、
訴求の仕方に何か問題があるのではなかろうか?

では何が問題なのか?

それはおそらく、この概念だけでは消費者の欲望は満たされないからでしょう。
エコロジーやサスティナビリティに関心がある意識の高いワタシ。
このことが第三者からもわかる仕組みが必要なのです。


欲望を満たしてあげる。
これがあらゆるビジネスのすべてです。
誰の欲望も満たさないアクションには価値が産まれてきません。


他者から認められたい。
この欲望と概念(中古車=エコ的なやつ)がうまくマッチしていないために、
前述の2例はうまく機能していないのでしょう。

ヒトは他者に認められるということが、
ある種の言動を行うためのインセンティブになります。
エコロジーやサスティナビリティに関心のある意識の高いワタシ。
これを第三者が認める仕組みが必要なのです。
この仕組みがないと、先の概念を活用したPRなどは不発に終わってしまうと思います。

他者に認められることによって得られる報酬は冒頭に述べた諸々になります。
オシャレでクールで先進的なわたし…。

この概念と報酬の関係に便宜上、名前を付けたいと思います。

名付けて、

エコエコアザラク

エコエコインセンティブ

このエコエコインセンティブを仕組みに落とし込む方法ですが、
ざっくりした建て付けとしてはコーズリボンのようなモノがいいのではないかと思います。
こちらさんは裾野と間口が広過ぎて、何でも屋みたいになっているので
(あと、若干ビジネス臭がしなくも…)
設計を整理し直して、趣旨を再設定すれば、なかなか良いものになりそうな気がします。

何より、中古車に新しい価値を付加することができるかもしれません。
リユースすることでサスティナブルな社会を実現。
どなたかやってみませんかね?なんなら無償でお手伝いしますので。





※今回のエントリーの前提として
ワタシは欲望を負の感情と捉えていません。
欲望に対する捉え方はコチラでも確認できます。
「私利私欲は声高に叫べっ!」

2012年10月17日水曜日

コネクティッドカーな未来が早く来ないかな!!














photo credit: Neeraj Pattath via photopin cc



自動車は、PC、スマートフォン、タブレットに続く、インターネットコンテンツへアクセスするための「第4のスクリーン」と呼ばれてきている。そうです。

インターネットへ繋がった「コネクティッドカー」は今後、
当たり前の存在になっていくでしょう。

クルマがインターネットに繋がるようになったら、
複雑で重たい処理も外部のサーバでできるので、
iOSのSiriやdocomoのしゃべってコンシェルのような、
秘書機能がデフォルトで設定されるようになるのではないでしょうか。

クルマが”人格”を持つようになるのも、
そう遠くない気がします。

ナイトライダーのK.I.T.Tアスラーダ(アレな方面ですみません)みたいな
クルマが出てくるのかと思うと楽しみですねぇ。

いろんな人格やキャラ設定ができるようになると、
ホントにクルマは擬人化された相棒になっちゃいますね。
ディープでマニアックな経済が動くニオイがしますよ。

そして、インターネットに繋がるようになると、
クルマのあり方や、クルマとの関わり方も大きく変わっていくようになると思います。

外部サーバと繋がる事で、走行履歴やメンテナンス履歴、使用状況、位置情報など、
あらゆるデータのログを取る事が可能になります。

そのログから様々な関連サービス(メンテナンスや車検・点検などはもちろん)
場所や行動に紐づくものや、乗り手の趣味嗜好に合わせたレコメンド(おススメ)をしたり、
クルマの可能性はものすごく広がりますね。今のカーナビの比じゃありません。

関連した新しいビジネスもたくさん出てきそうです。

安全機能の面でもいろいろありそうです。
スマートフォンのような携帯デバイスとやり取りをするようになれば、
ヒトの移動状況とクルマの位置関係を把握して、接触事故を未然に防いだりできるでしょう。

道路状況にもリアルタイムで対処ができますし、混雑を分散させるナビゲーションも可能になるので、渋滞なんて発生しなくなるかもしれません。

事故が発生した場合も、クルマが自律的に通報や救援要請をすることができるでしょうし、乗員の数や年齢性別、負傷の状況なども感知して最適な対処が可能になるでしょう。

まだまだいろんなことができるようになります。

法定速度以上で走行しているログが取れたり、シートベルト着用していないログが取れたり、信号無視したログが取れたり…ん?

なんだか窮屈なことにもなりそうな…。

何でも管理されたドライブ。
安全で快適かもしれませんが、なんだかちょっと…。
便利を手に入れて何かを失うことになるのかもしれませんねぇ…。

テクノロジーの発達は、
常にヒトをハッピーにする訳ではないっということなのでしょうか…。

いやいや、きっと失われるモノ以上に楽しいはずです。面白いはずです。
期待してその時を待ちましょう。

2012年10月15日月曜日

不確実な時代のソリューションになるのか共有在庫!!














photo credit: fdecomite via photopin cc


荒井商事/AI‐NET新サービス 店舗在庫(共有在庫)サービスが稼動

共有在庫は各社サービスが出そろってきましたね。
主要なプレーヤーは着々と動いています。

この不確実な時代。
売れるかわからない在庫を抱えることは、
やはりリスクが高いですからね。

共有在庫は合理的なソリューションです。
注文が入ってから仕入れる。
ちょっと、ECサイトのドロップシッピングみたいですね。

在庫を持っているお店にとっても、
店先に置いておくだけで販売機会が増えるのは一石二鳥です。
まぁ、いろいろ問題や事情はあれど、基本的には喜ばしいことです。


思うに、
オークション会場の将来的な機能のひとつは、
「在庫バンク」なのだと思います。

物理的にヤードを持つのか、ヴァーチャルなネットワークなのかはあれど、
間違いなく、そうした機能が求められていくと思います。

ユーザーには売れずに業者間だけでクルマが動いて
市場(いちば)だけが儲かる。

そんな歪な状況は長く続かないでしょう。
販売店が消耗するだけです。

販売店の利便性を考慮するのであれば、
オークション会場が共有在庫に向かうのは当然の流れだと思います。

あとは名古屋方面のアノ会社ですかねぇ…。

まぁ、戦略的には、市場のリーダーは下位プレーヤーが成功したタイミングで、
内容をそっくり模倣すればOKなので、
まだ動く時ではないのかもしれません。

しかし、リーダーと云えども大きな流れには逆らえません。
これから注目すべきは、どのタイミングで打って出てくるか?だと思います。

いつの世もタイミングを見誤れば即死です。
直近でもドコモやシャープ、その他もろもろ…
タイミングを逸してグダグダの企業は枚挙に暇がありません。

どーするリーダー!?
楽しみにしてますよー♪

って、その前に
共有在庫市場自体がズッコケちゃったりして…
まさかね…

※ひとつ一応お断り
リーダーが何を考えているか知っていて言っている訳ではありませんので。
真に受けちゃダメですよ。

2012年10月14日日曜日

これからは地元に愛される小規模店がタフでクールだっ!?















photo credit: Kaptain Kobold via photopin cc



既存顧客を大切にすることで、「お客さんがお客さんを連れてくる」


これからの小規模店舗のスタンダードな戦略はコレだと思います。

ちょうどこの記事を見て思うところがありました。

新規顧客の開拓にコストと労力を投下することを止めて、
既存顧客のフォローに全力を尽くす。

こうしたお店が増えてきているように感じます。
新規顧客獲得に予算をまったく割いていないお店もあります。
既存顧客のフォローアップが新規顧客開拓の一番の方法だと言い切ります。

「お客さんがお客さんを連れてくる」

ただし、既存顧客へのフォローはハンパないです。
それはもう徹底的です。
完全にお客さんを、お店の、スタッフの、社長のファンにしてます。

フォローも金銭的なコストをかけるモノではなく、
手間ひま、労力と時間をかけるモノが中心です。

そして、そういう部分をお客さんはホントによく見ています。

先の記事にもありましたが、

「返報性の原理」
(相手の喜ぶことをまず提供することによって、相手に「借りを返さなきゃ」と感じさせること)

この原理がポイントです。

情けは人の為ならず

なんて言葉がありますが、
これは人間心理の真実を捉えている名言です。(おおげさに言ってみた)

遠回りのようですが、既存顧客のフォローが、
効果的な新規顧客開拓の手法のひとつです。

ここへ資本と労力を投下してみてはどうでしょうか。



顧客管理について言及してないじゃん!この電気屋さんの肝はそこが不可欠でしょうよ!
っと思ったそこのあなたっ!!

今回は見逃してください…。






2012年10月9日火曜日

私利私欲は声高に叫べっ!













photo credit: WillWinter via photopin cc


「自分は私利私欲のために仕事をしているんじゃない」

こういう台詞を口にするヒトは、だいたい嘘つきです。
もしくは、信用してはいけないヒトです。

何かを実現させようというモチベーションは十分に私欲です。
それで得られるメンタル的な報酬は十分に私利です。

そもそも人間は報酬がなければ行動しません。
報酬とは金銭に限ったものではありません。
承認欲求を満たすなどの精神的な充足も十分な報酬です。

「世界を平和にしたい!」
高尚で博愛に満ち満ちた素晴らしい理念。
私利私欲とは対極に位置すると思われる理念。

しかし、
他者にも恩恵をもたらすかもしれませんが、これも基本的には私欲です。
平和を求める個人の願望です。

平和を求める個人は、願いが成就されれば満たされるのです。
平和になる事で得られるものは私利なんです。

どんなに滅私のような行動でも、
自分に報酬がまったく伴わない行動なんてモノはあり得ません。

つまり、前述の
「自分は私利私欲のために仕事をしているんじゃない」
この台詞の裏にも報酬が必ずあるということです。

誤解があるといけないのでお断りしておきますが、
ワタシは私利私欲が行動原理であることを、
悪いことだと言いたい訳ではありません。

むしろ逆です。
はっきりくっきりしっかり己の欲を声高に宣言するべきだと思っています。
自分が何に対してコミットするのかを明確にすべきです。

ただし、宣言した後で、その欲の質は問われる事になります。
当然、他者の共感を得られない欲は、
それなりの評価を周囲から受ける事になるでしょう。

欲は声高に宣言すべきですが、そこに志しは不可欠です。

そこでまた前述の
「自分は私利私欲のために仕事をしているんじゃない」
に戻ります。

この台詞の言外には、こんな意味も含まれています。

滅私であるが故に自分は正義だ。
自分の言動は他者(組織)のためなのだ。

自分で自分を正当化することで、声高に宣言することができない質の低い欲を、
表に出ないようにすり替えているだけなのです。

自分の行動原理を正直に宣言できない、腹の黒いヒトが好む台詞なのです。


なので最初にお伝えしたように、


「自分は私利私欲のために仕事をしているんじゃない」

こういう台詞を口にするヒトは、だいたい嘘つきです。
もしくは、信用してはいけないヒトなのです。(※ワタシ調べ)



っと、偏見120%でお送りしてみました。
滅私奉公とか好きなヒト、ごめんなさい。




2012年10月8日月曜日

そいつは中長期的にはお客さんを創ってくれますよ。














photo credit: pittigliani2005 via photopin cc



前回のつづきなのですが(もう車両本体は利益の源泉ではない!?)、
ちょっとしつこくホームページの件です。

車屋さんのIT化がなかなか進まないと言いましたが、
ホームページの件ではちょっと事情もあります。

インターネットだ何だかんだと騒がれた一昔前、
これからはホームページのひとつでも持っていないと時代に取り残されますよ!
っと、さんざん煽ったヒトたちがいまして…。

ホームページ作成業者さんたちです。
車屋さんたちをさんざん煽って、適当なホームページを法外な値段で作成して、
いいようにカモった。っというブラックな歴史があります。

今でも、そうした時期に作成したであろうホームページを利用していて、
更新の仕方もよくわからないから放置しているっという話をよく聞きます。
本当に残念なことです。もったいない…。

当時、作成業者さんにとっては非常にカモりやすい業界だったらしいです。
とりあえず車屋を狙え!っと営業しまくっていたとか…。

理由は…ITに疎いから言われるままになるっということらしいです…。
ずいぶんとバカにされたものです。とほほ…(ん?前時代的ワード?)。

そのせいで、ホームページというものに過剰に拒絶反応を示すヒトが少なくありません。
本人がカモられたというだけでなく、知り合いから聞いた話しなどで警戒心がすごいのです。

また、過去にホームページを運営していたが止めたというヒトもけっこういます。
聞くと、わざわざ載せるようなコンテンツが自社には無いから。っということらしいです。




まず、前者の問題ですが、今はホームページを作成するのも運営するのも、
昔とは比べ物にならないぐらいコストが下がっています。

もちろん、ものすごいサイトを作ろうとすればコストはそれなりにかかりますが、
ちょっとしたモノであればコストは微々たるものです。

例えば、Googleのやっている
みんなのビジネスオンライン
初期費用は無料で簡単にウェブサイトを作る事ができます。

見た限りでは、ウェブについてあまり詳しくないヒトでも、
問題なく利用できるのではないかと思います。


開設後1年間無料、2年目以降は¥1,470/月という料金体系です。
とりあえず作ってみて合わなければ止めることもできるので、
トライアル的にやってみるのもいいのではないでしょうか。


そして、もうひとつの問題。コンテンツについてですが、
ホームページやブログをうまく活用しているお店を見てみると、
特別変わったコンテンツを用意しているわけではないことがわかります。

その日にあった出来事や、お店のヒトが感じたことなど、
ごく普通のコンテンツばかりです。

そんなのでいいのか!?っと思うかもしれませんが、
そんなのでいいんです。

いや、むしろそれでいいんです。

お客さんにお店の日頃の様子や、運営者の人となりを知ってもらう。
これが実は一番重要なんです。

そこに載っている内容が、お客さんとの信頼関係を生み出す最初のきっかけになるのです。どんなお店なのか、どんなヒトがいるのか、どんな考えでやっているのか、
お客さんが知りたい事はそういったことでもあるのです。

いろんなエピソードや物語を知れば知るほど、ヒトはその対象を身近に感じるようになるものです。たかがホームページで距離感をグッと縮める事ができます。それも同時にたくさんのお客さんと。

どうですか?やらないともったいないですよね?
やるといくら儲かるんだ!?とか言ってはダメです。

これは中長期的な投資です。
短期的な利益は生み出しませんが、確実にお客さんを創ってくれます。
気長に取り組みましょう。








2012年10月4日木曜日

もう車両本体は利益の源泉ではない!?


















photo credit: luxuryluke via photopin cc


「車両本体では利益を考えていない」
最近、そういう話をよく聞きます。

車両の販売自体は利益の源泉ではなく、
マーケティングだと。

車両販売をきっかけとして、周辺事業でいかに収益化をするのかが課題だと。


これを聞いて、シェーバーやプリンターのビジネスモデルを連想しました。

シェーバー(カミソリのヤツです)やプリンターは、
本体を利益が薄い廉価で販売をすることで市場に浸透させ、
替え刃やインクで継続的に収益を上げていくビジネスモデルを採用しています。

どこで利益を出すのか、中古車販売のスタイルも多様化が進んでいることを感じます。

車両本体に利益を乗せて儲けを出していく手法は、転換期に来ているのかもしれません。
もちろんすべてのお店に該当する話ではありません。

印象としては、小規模のお店ほど大胆にスタイルを変化させているように見えます。

このビジネスモデルで重要になってくるのは顧客のロイヤリティ(忠誠心・愛着)です。
どれだけ熱心に自社の顧客でいてもらえるか。
それが明暗をわけます。

日頃から顧客とのリレーション(関係)をいかに築いていくか。
顧客とどのようにコミュニケーションを取っていくか。

これらが重要なポイントになってきますが、
悩んでいるお店も多いようです。

悩んでいるお店の多くは、
顧客とコミュニケーションを取るためのチャネルが少ないのではないかと、
個人的には思います。

某企業系オークション会場の会員企業のうち、
70%以上がホームページを持っていないそうです。
当然、他のネット系ツール類の利用もあまり望めないでしょう。

この業界はIT化がなかなか進まない業界のひとつですが、
前述の数字はその実態をよく現していると思います。

「ウチのお客はインターネットなんか使わないから」
これもよく聞きます。

果たして本当にそうなんでしょうか…。

ITでコミュニケーションの取れないお店の状況を、
煩わしく感じているかもしれません。

まぁ、こんな些末なブログの記事を読んでくださっている方は、
リテラシーの高い方なんだと思いますので、
こんな話しとは無縁のことだと思いますが…。


そうじゃないお店の方ですよね…

ん〜
大事なことだと思うので、
早く気づいてほしいんですけどね…。








2012年10月3日水曜日

【雑考】ルールを知らないと楽しめないですよね?


















photo credit: yodaflicker via photopin cc



最近、諸事情によりポップカルチャーやネットカルチャーについての見識を深めるべくコソコソしているのですが、※詳細コチラ:ポップカルチャーやオタク的なモノとクルマについて考える 
なんだかちょっと感じたことがあったので雑記です。

ネットカルチャーで広く共有されているネタやパロディー、表現、文脈などは、
原典が漫画・アニメ・ゲーム・音楽にあることがけっこう多いなぁ…っと(今更ですみません)

原典を知らないと正確に内容を理解できなかったり、笑えなかったり(いや、笑いのポイントであることすらわからない)、共感できなかったり…etc.

これってネットで何かをしようと思った場合、非常にハンディキャップになってしまうような気がします。

そのぐらいネットとポップカルチャーは親和性が高く、避けて通れないモノのように思えます。当然、ビジネスにも影響があると思います。

うまく表現できないのですが、あえて例えるならば、

ルールを知らないとスポーツを観戦していても楽しめないような…
ある程度の教養がないと落語で笑えないような…

そんなカンジでしょうか。

肌感覚として、何となく重要なコトのような気がします。



いや、やっぱ気のせいかも…。





2012年10月2日火曜日

自動車流通に影響あるかもしれないサイトはこれだ!?












photo credit: x-ray delta one via photopin cc


今回は、自動車流通に影響を与えるかもしれない、新しい価値観の萌芽なのではないかと、個人的に興味を持っているサイトをご紹介。



CARTOGO



















最近ローンチした個人間売買のサイトです。
まだ台数が少ないようですが、これからを見据えた意欲的なサービスではないでしょうか。

個人間売買は必ずきます!今後に注目です。



カーチェン



















個人間交換・売買サイトだそうです。
交換というコンセプトはかなりチャレンジングにも思えますが、
どうなんでしょ?

ユーザーには受け入れられるんでしょうか。
こちらも今後をウォッチしていきたいです。



カフォレ



















こちらは個人間カーシェアリングというサイト。
使っていない間に貸し出しをして小額収入にしちゃいましょ。っということのようです。

海外では同じようなカタチでDIY用品のシェアサイトなんかもあるそうです。
このサービスは非常に合理的ですね。えらくスマート。



のってこ!



















こちらはライドシェアのサイト。
同じ目的地へ行くのであれば、一緒に行く事で経費を押さえられますよね。
新しい出会いにもなりますし、一石二鳥!?

出会い系にも通じるリスクをどうヘッジするかがポイントなんでしょうねぇ。
あと、マネタイズをいかにうまくやって行くのかが気になるところです。

マッチングサイトではありますが、両者からもフィーは貰っていないようなので。
イベントやキャンペーン企画とのコラボなんかで収益化をしていくんでしょうか。
そういう意味でも注目ですね。

2012年9月30日日曜日

今後は二輪車がスモールでスマートな選択になるかもしれない!?













credit: Padmanaba01 via photopin cc

今現在の動向から推測すると、
今後のモビリティの重要なキーワードは

スモール

だと思います。

これは単に小さいというだけではなく、

経済性
スペース性
環境性
利用のハードルの低さ

などなどを包括した意味のスモールです。


国土交通省が提唱したことで、去年の東京モーターショーでも、
超小型モビリティが各社から出品されていました。

ダイハツ『ピコ』、スズキ『Q-コンセプト』などなど…
日産も『ニューモビリティ・コンセプト』を発表してます。

徐々に市販化へ向けた動きが本格化しています。

しかし、現実的に導入する際の障壁や、利用のメリットなどに疑問も呈されています。

超小型モビリティが一般的になるのは、おそらくまだまだ先になるでしょう。

ですが、市場のスモールへの欲求は加速しているように感じます。
環境や制度が整うことを待っていられないのではないか。
そんなように感じます。

現行の制度の中でこの欲求を満たそうとすると、
必然的に原付2種に行き着くのではないでしょうか。

実際、リーマンショックや震災の影響などで増減はあったものの、
ここ数年単位のマクロ的トレンドとしては、原付2種は増加傾向にあるようです。

経済の縮小や税制、環境問題への対応など、自動車を保有・利用することのデメリットが強まりつつあります。

しかし、いきなり自動車の利用を止めて、自転車に切り替えるという選択は、
ちょっと現実的ではない、そういうヒトがけっこう多いのではないかと思います。

そんなヒトたちに注目されたのが原付2種です。

自動車と自転車の間。

きっと、そんなポジションが原付2種なのでしょう。




ん?
なぜ原付1種ではないのか?

それは原付1種の利便性の低さに原因があるのだと考えられます。

皆さんご存知のように原付1種は法定速度が30km/hです。
これで幹線道路などを走るのは自殺行為に等しいです。

ホントに恐怖体験です。
命のありがたみを再確認したいヒトにはおススメです。

また、もうひとつ恐怖体験ができる制度があります。
二段階右折です。

これは突然現れてホントに焦ります。
死ぬかと思います。後ろからクルマにどついてほしいヒトにはおススメです。
(いや、条件が決まっているので注意していれば予見できるんですがね…)

昔、ワタシが二輪免許を取りに教習所へ行っていた際、
教官も言っていました。

「みなさん、免許を取ったら50ccのスクーターに乗るのは止めた方がいいです」
「50ccでの速度超過は、シャレにならないレベルで点数とお財布を直撃します」
「二段階右折もトラップみたいなもんですから、普通に走れる50cc以上にしましょう』


マジで実践的で親身かつ、真実を的確に捉えているアドバイス。
さすがは教官です。これぞ建前ではない真の教育。

実際、30km/hで走っているヒトなんていないじゃん。みんな道交法違反です!

とてもじゃありませんが、こわくて原付1種には乗れません…。

なので、2種2種…。


ですが、原付2種にも課題がないわけではありません。
原付2種は普通自動車免許では乗る事ができません。

免許がいるんです。

ハードル高いですね…。

一応、自工会ではこのあたりを簡素化できるように働きかけを行っています。

実現したら一気に普及するのではないかと個人的には思います。

っと横道にそれつつ長々と書きましたが、
もう一回もとに戻ると、
ビジネスとしての二輪車も今後はもっと可能性があるのではないか?っということです。

実際、四輪だけではなく、
二輪に守備範囲を広げているという販売店も少なくありません。

ユーザーの多様化するモビリティに対する要望について、
柔軟に細かく対応するためにも、
二輪というツールはうまく利用していけるのではないでしょうか。

最後に、
ワタシはCB72がほしいっ!!
誰かください。






2012年9月23日日曜日

【小ネタ】グーグルマップにお店を登録したいっ!?














photo credit: Dunechaser via photo pin cc

今回は小ネタをひとつ…

小ネタなのでご存知だったり不要な方は、
遠い目をしながら静かにブラウザの「×」をポチッとやっちゃってください。


みなさん、
グーグル先生の地図でこんなん見たことありませんか?


地図でキーワード検索するとお店がずらーっと出てきて場所も表示されちゃう。

いいなぁ…。


実は…
これってグーグルに登録しちゃえば表示されるようになります。無料で。

ちょこっとだけ登録操作とかが面倒なのですが、
自分のお店が表示されたらいいですよね?

「地名+中古車」とかでお店がヒットするようになるかもしれません。

意外にみなさんやってないみたいなので、
興味のある方はやってみてはどーでしょうか?

ちなみに上の画像は新宿のラーメン屋さんを検索した時のモノです。
新宿にラーメン屋さんはむちゃくちゃあります。

が、

地図に出てきているのは一部の店舗だけ…。



なんだか登録するといいことありそうですよね!?
ねっ!?

詳しいやり方を紹介しているページ
Googleマップにあなたのお店を登録する方法完全ガイド(図解入り)
※リンク先ページの運営者とワタシは関係ございませんよ。ステマとかじゃないです。知りません。はい。

他にも検索すればやり方を説明しているページはいろいろありますので、
お好きなものをどーぞ。

以上、小ネタでした。

2012年9月16日日曜日

ポップカルチャーやオタク的なモノとクルマについて考える













以前にも言及したことがありますが(自動車カルチャーから考える)、欧州のようなトラディショナルな自動車カルチャーや、米国のようなマッチョ(笑)な自動車カルチャーが、日本に根付くのは難しいとワタシは考えています。

なぜなら、自動車カルチャーはその国の他の文化や、歴史とも密接な関係にあるからです。やはり自国で醸成されたカルチャーが必要なのだと思います。
そしてカルチャーを育てることができないと、産業的にも窒息してしまうでしょう。


最近、業務の都合上、ポップカルチャー・ネットカルチャー・クルマという観点でいろいろと調べ物をしているのですが(キャッチアップするのが大変で大変で)なんとなくここにひとつのヒントがあるような気がしています。

ご存知のように、日本のアニメ・漫画・ゲーム・ファッション・音楽 etc…は海外で存在感を発揮できる数少ないコンテンツです。

また、多くの若い人にとって、これらは重要なコミュニケーションツールであり、
昔のような一部の”特殊なヒト”のモノではなくなりつつあります。

過去、クルマも若い人のコミュニケーションツールであったんですがね…。

まぁ、元々クルマはオタク的なモノとも親和性が高いし、スポーツカーに乗っているお兄ちゃんには虚弱体質そうな眼鏡が多いということも周知の事実だし…なんて思っていたのですが、さすがは世界のトヨタっ!ビジネスの先見の明がありありだ。

アムラックスではほぼ恒例になりつつあるようで…

トヨタは米国でカローラのプロモーション展開にも初音ミクを使っていました。

見た目やその他もろもろがアレでナニな感じがするのですが、初音ミクは個人的にはクリエイティビティやイノベーションに対するひとつの解だと思っています。日本ってすげーなっとシンプルに思いました。

GoogleのCMにも出ていました。

ファミリーマートも活用していますね。


トヨタは他にも、
欧州車をめちゃめちゃ意識しておきながら、新型オーリスでこんなことやっちゃっています。

北米向けイベント用にオリジナルのアニメを作成したりもしています。

こうやって見てみるとトヨタって柔軟な会社に思えてきます。

日産もポップカルチャーとの接近を試みています。
日産のデザイナーさんが劇中のロボットをデザインしたそうな。


中古車関係だとカーセブンさんが積極的です。
カーセブン、痛Gふぇすたでチャリティ企画を実施
痛車にするならカーセブンの中古車がおすすめ
ビジネスモデルもそうですが、同社は発想が柔軟なんでしょうね。


こうしたポップカルチャーやオタク的なムーブメントは、
自動車に限らずいろいろな分野で見受けられます。
情報提供にエンターテイメント性を持たせた、NTT西日本の戦略的試みらしいです。

文脈がちょっと違いますが、キャラクター文化、かわいい文化を日本が社会的な土壌として持っていることを示している事例として「ゆるきゃら」なんてものもあります(そもそも話し自体がちがう!?)

まぁ、話を戻すと、86/BZRも、そもそも某豆腐屋さんのパンダトレノがドリドリする漫画のヒットがなければおそらく存在していないだろーし、当時のハチロク相場の異常な高騰はホントにたまげたし…などなど、オタク的なモノは経済的な効果や影響も大きいのです(無理矢理まとめ)

そして注目すべきは、
こうしたポップカルチャーやオタク的なモノは

アジアへも広く浸透している点です。

アジアへも広く浸透している点です


大事なので2回言ってみましたよ。はい。

アジアの都市へ行くと、
街中で容易に日本のキャラクターなどを発見することができます。
日本アニメ・マンガ アジア地域で優位確保 博報堂調査

これからは
アジアを制するものが
世界を制す

ポップカルチャーやオタク的なモノとクルマ

日本でモデルケースを創ることができれば、
世界戦略のひとつになり得るかもしれません。

まぁ、おそらく近しいことをメーカー等々が考えているから、
ここ最近になって急にビジネスっぽくなってきているんだと思います。
蒔いた種が発芽し始めている。そんなカンジがしてきています。

えーダラダラグダグダ書いてきましたが、結論を申し上げますと、

試しに
自動車メーカーさんは
深夜アニメを自分で創ってみたらどーですかね?


あっ、新型車だけじゃなくて幅広い車種の登場をお願いします。

って、そうじゃない?違う?








まぁ、いいじゃないですか…。




〜追記〜

2012秋アニメでクルマ出てるみたいですね。
『超速変形ジャイロゼッター』

ん〜でもちょっと違うんだよな…。
メーカーって建前が立派かどうかが重要なんだろーな…。

2012年9月9日日曜日

市場におこっているムーブメントについて考える(新・中古車流通の今後を考え てみる④)













photo credit: PMC 1stPix via photo pin cc

新・中古車流通の今後を考えてみる①
いいタマは市場から減っているという現実(新・中古車流通の今後を考えてみる②)
街中のクルマを在庫にしちゃおう!(新・中古車流通の今後を考えてみる③)

性懲りもなく4回目です。

では現実的に市場にどういったムーブメントがおこりつつあるのか?
主立った(主にワタシが注目している)動きをまとめてみます。

①個人向けリース
以前からありましたが、内容の合理性から最近見直されているようです。
無理のない範囲内で計画的にコストをコントロールしたい、
という消費者ニーズに合致をしているようですね。

中古車(リユース車)を利用した商品などは注目されているようです。
自動車の使用価値が重視されていく今後において 販売だけでは難しいかもしれないから考えてみた

②シェアリング
所有ではなく、利用にフォーカスをした、これから普及してくであろう新しい形態です。日本よりもクルマ社会である米国や欧州でも普及している状況を鑑みると、日本で普及しない理由はないように思えます。

先日「タイムズプラス」が発表したアンケート調査の結果によると、
シェアリング利用者の51%が自動車について「購入意欲あり」と回答したそうです。

また、年代別に見ると、10代~20代で「購入する意欲あり」が86.2%を占め、
カーシェアリングが若者の自動車購入意欲を高めていることが明らかになったとしています。(ホントかよ…ちょっと短絡的な気も…)
カーシェアリングを利用して、過半数が「車が買いたくなった」と回答…タイムズ調べ

クルマの購入にどのような影響があるのかは、これからを注目しておく必要がありそうです。先進事例である欧米での市場動向を、ベンチマークしておくことも重要かもしれません。

③委託販売
以前にも考察したことがあるのですが、コンシューマにとって非常に納得感のある方法であることが最大のポイントだと思います。委託販売について考えてみる

やはり中古車流通は外野からは中が見えづらく、どうしても胡散臭いイメージが拭いきれません。また、時折発生する不心得者による悪行が、さらにダーティーなイメージを補完してくれます。(ちなみに欧米でも中古車業者というのは「胡散臭い」というパブリックイメージなんだそうです…)

そういう状況において、流れや金額の根拠などの透明性が確保されている委託販売は、
クリーンなイメージをコンシューマに訴求していくことができると思います。

また、セカンドハンド市場はC2Cが究極的な形態だとされています。インターネットを主体としたテクノロジーの発達が、決済や流通を大きく変化させていることから、C2Cは急速にスタンダードなものになっていく可能性があります。

クルマも例外ではなく、必ずC2Cでの取引が大きなシェアを占めるようになると思われます。そうしたC2C取引のプロトタイプが委託販売だと個人的には考えています。委託販売モデルをベースにしてC2Cサービスは構築がされていくと思います。そういった意味でも、このモデルは要注目です。

④共有在庫
まぁ、これはだいぶ定着してきているので「新しい」と言っていいのかちょっと疑問もありますが、少なくなる良質車と顧客をみんなでシェアして融通していきましょうということなんだと思います。

やはりこれからのビジネス環境等を考えると、このモデルは非常に合理的なんだと思います。大手ならいざ知らず、中小零細の事業者にとっては在庫を保持するということはリスクが高過ぎます。

自社の在庫のように販売ができる仮想在庫が理想な訳で、いまのモデルではまだちょっと足りない部分や問題がありますが、これから進化をしていく余地が十分にあるモデルだと思います。

将来的には、オークションは仕入れの場ではなく、最終的な処分の場所になります。
なぜなら、オークションモデルはこれからのビジネス環境下では合理性に欠けるからです。スピードにも問題があります。週一回の取引では変化に対応していけません。
市場における役割が変わっていくでしょう。
(この件についてのワタシのウザい主張ならコチラ中古車流通の今後を考えてみる

そうした役割の変化のなかで、共有在庫は重要なポジションを担うことになると思います。

みなさんはどのようにお考えでしょうか?
立場や業種によってもインサイトは異なってくると思います。
ご意見なんぞお待ちしていまーす。

2012年9月6日木曜日

「特定商取引法」一部改正!!出張買取は死亡フラグ確定!?















photo credit: dullhunk via photo pin cc

きました。

「特定商取引法」が一部改正されることになりました。


中古車買取業者に営業手法の転換を迫る法律が来年2月までに施行さる。特定商取引法」の一部改正で「訪問購入」に関する規制が厳しくなるからだ。買取業者は出張査定の現場で買い取りの勧誘ができなくなるほか、8日間のクーリングオフ期間が設けられ、その期間中は消費者が売却契約を結んだ車両を手元に置けるなど、消費者保護を強める法改正だ。買取業者からは「悪質業者の排除につながる」と評価する声があるものの、施行まで半年を切っており、改正法に沿って業務を見直す必要がある。 

日刊自動車新聞より抜粋

かわいそーなことに脳が粉末状になっているワタシが、
消費者庁のリリースと日刊自動車新聞の紙面を読んで理解をした限りでは、
内容は以下のようなカンジです。
  
※違うぞゴラァ!!って部分があったらどうぞ教えてくださいませ…。
  
①訪問先での勧誘の禁止
訪問前に売買契約の勧誘を行うことを明示しなければいけない。
出張査定で訪れた客先で「○○万円で売ってください」はできなくなるということですよね。まだ売るか売らないかも決めてもいないお客さんに、初めから売買契約するために伺いますってアポとるのか?プロセスに問題が出てくるよね。ってことは、査定をして一度帰ってきて、それから電話とかで商談をするってことになるのかな?よくわからん…。
とにかく現場で「売ってくださないなー」はダメなのね。
  
②再勧誘の禁止
売りません!という意思表示をしたお客さんに、契約の締結を勧誘してはいけないようです。一旦「NO!」っていわれちゃったら商談禁止っ!!はい、しゅーりょーってことですね。
  
③クーリングオフ
8日間のクーリングオフ期間が設けられ、その期間中は消費者に所有権があるそうです。売買契約を締結した後でも、消費者はクルマを手元に置いておくことが可能らしいです。
  
そして厄介なのが、クルマを買い取った業者がクーリングオフ期間中にオークションで転売をすると、転売先の名称や落札価格を消費者に通知する必要があるそうです。
  
こりゃ、クーリングオフ期間が終わるまではオークションに出せないですね。
しかし、保管しなきゃいけないし、鮮度は落ちるし、売り時はコントロールしづらくなるし…せっかく買い取れてもリスクが増えますね…。
  
他にも細々とあるのですが、大きなところでは上記の内容ではないでしょうか。
  
そして、これらの内容を総合して考えてみると…
  
出張査定・買取ってできなくなるのでは??
  
いや、対応方法はあみだされるのでしょうが、
これまでのやり方は不可能になることは必至ですね。
  
しかし、一括査定サイトとかはどーするんでしょ?
某サイトさんなんかコレの売上げが結構な割合占めてたりしますよ…。
このビジネスモデルは大幅な見直しが必要になる気がしますが錯覚?
買取店の問題と責任だってことで、しらばっくれちゃうんですかね?
ぜひ動向を注視しておこう。
  
ネットで集客→出張→買取ができなくなるってことは、
お客さんには来店してもらわなければならない、ということになりますね。
  
いかにリアル店舗に呼び込めるか、誘導できるか、足を運んでもらえるか、
この辺がものすんごく重要になってきますね。
  
来てもらうためのコストが、今まで以上にかかりそうな予感がします。
  
また、地域コミュニティに如何に信頼されているか、認知されているか、
そういう日頃の姿勢が明暗をわける材料にもなりそうです。
  
しばらくすれば、
一括査定サイトとは違ったソリューションも出てくるかもしれませんね。
  
しかし、時間がないなぁ…準備がけっこう厳しいですよコレ…。
  
-----------------------------------------------------------------------------------
2012/09/19追記
  
経済産業省・産業部消費経済課の担当者は、

「現段階で中古車買い取りが対象になるか否かは正式に決定していない」

としているそうです。
  
しかし、一方の消費者庁の見解は厳しく、

原則、中古車の買い取りは規制対象と考えている」

とのこと。
  
ソース
消費者庁/特定商取引に関する法律が改正、貴金属などの悪質な買取り規制を機に訪問購入(中古車買取)にクーリング・オフ適用
  
まだ事の成り行きを注視しておく必要がありそうですね。
  
------------------------------------------------------------------------------------
2012/11/01追記
  
現時点でも規制除外品目を検討中の段階で、中古車が含まれるかはまだ未定。
しかし、11月の初旬にも正式な内容が告示される可能性があるとのこと。
  
また、一部事業者の間で改正法適用回避策として検討されていた、
「出張査定を行っても店頭で買取契約を結べば訪問購入にはならないんじゃね?」作戦は、消費者庁の見解的にはアウトのようですね。

民法上は互いの売買意思を確認した時点で契約が成立したと考えられるそうで、店舗で契約書を交わしたとしても訪問購入とみなされるようです。
※厳密な判断は裁判所に委ねられるとのこと。ん〜危ない橋は渡れないですねぇ…。

そうそう。どうやらwebサイトは申し込み時に「訪問購入の勧誘に同意する」的なアクションを仕掛けておけばOKのようですね。一括査定サイトは継続できそうですね。

まぁ、何にしても、もう少し待たないとハッキリしないようです。


------------------------------------------------------------------------------------
2012/12/09追記
  
フラグはみごとに叩き折られたようです。

関係業界団体の働きかけが功を奏して四輪は規制対象外になったそうです!


長くなってきたので続きは↓リンクへどうぞ
特定商取引法の一部改正!四輪は規制対象外になった模様!