2013年5月28日火曜日

結局最後に笑うのは評価制度だろう













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オートオークションや共有在庫市場を本当に公正でクリーンなモノにしたいのであれば、レーティング(格付け/評価制度)を導入してはどうですかね?

わかりやすい例をあげればヤフオクのような感じで、出品者/落札者を評価する仕組みにするのです。これまでの商習慣を鑑みると明確に社名を出すかは要検討ですが、評価を公示することで判断基準を設けることができます。この出品店/落札店は信用できるのか?

また、評価制度を導入することで、不正行為や不誠実なテクニックの横行を抑止することにもつながります。業者間取引の場が油断のならない騙し合いで、引っ掛けるテクニックに長けている業者が儲かるみたいな現状は明らかに異常でしょう。

レーティングを導入することで、そうした不誠実な業者を排除することができれば、みなさん万々歳♪

っとはいかないでしょうね…。オークション主催者たちにも返ってくるブーメランみたいなモノですからね。”本当に公正でクリーン”を望むかどうか…水清ければ魚棲まず…。うやむやでグレーというのが商売しやすいのかもしれません…。

って言ってると、この業界は良くならないんですけどねぇ。難しいものです。

2013年5月22日水曜日

もうちょっと効率のいい営業方法があるんじゃないですかね…と











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Webサイトやホームページって重要だな!っと思わされることがありまして…。

〜 はじまりはじまり 〜

なんだか最近やたらと職場に営業電話がかかってきます。内容としてはすべて不動産投資がなんちゃら…なんですが。

しかしまぁ、よくあれだけ不動産投資なんちゃらの会社があるねぇ、ってぐらいかかってきます。

でも、このやり方って効果あるんですかね?ものすごい効率わるい気がしてならないのですが…。かかってきたこっちは完全にウザいだけで、絶対に話しなんか聴く気にならないですよ。

それなりに人的リソースを割いて電話かけまくってるのでしょうから、コストだってしっかり発生しているはずです。回収できるんかいな?

興味があるのか無いのかもわからんような相手にかけまくる、しかも職場に。職場で個人的な投資だとかの話しを聴く人間はいるんでしょうか?

そっち関係は詳しくないのでなんともわかりませんが、そんなにいるように思えません。

ものすごい不効率ですよねぇ…。いや、それとも世間のヒトは結構のっちゃうもんなんですかねぇ。

しかし、どっから連絡先を入手してくるんだか。まぁ、出元は名刺なのはわかってるんですがね。売るなよ!名刺の情報!!ホント迷惑だわ!

すみません、取り乱しました。

えーさっきの不効率の話しに戻りますが、数撃ちゃ当たる営業って過去のものになりつつあると思うんですよね。興味のないヒトの方が圧倒的なんですから。無駄ですわ。

今や何かのモノやサービスを購入しようと思ったら、まずネットで検索しますよ。ユーザーの方から情報を見つけますからね。なので、興味のあるヒトにネット上で見つけてもらいやすくすることの方が、よっぽど効率的な営業活動になります。

興味のあるヒトが見つけやすくて、モノやサービスのことを理解しやすくて、欲しいと思ったらアクションを起こしやすい、そういうWebサイトやホームページなんかを整備することの方が重要なんじゃないですかね、電話突撃の反復じゃなくて。それに、その人的コストをWeb広告にでも使った方が効果高いんじゃないですか。ねぇ!?不動産投資なんちゃらの会社さん!

この話しって他人ごとではなくて、中古車販売にも言えている部分があります。

中古車販売では電話突撃の反復ってあまりないと思いますが、”興味のあるヒトにネット上で見つけてもらいやすくする”っていうのは同じく重要だと思いますよ。興味をもったお客さんにリーチできる強力な手段ですからね。

そういったWebサイトやホームページを持っているってだけでも、優秀な営業マンを雇っているのと同義といえます。

ウチのお客さんはパソコン使えないから〜とか、ネットなんか見ないからさぁ〜、とか言って機会を棒に振ってませんか?もったいないですよ。ホントは規模が小さいほど注力すべき部分なんですから。


2013年5月20日月曜日

中古車販売における「総額表示」がルール化されるみたいですよ














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自動車公正取引協議会が中古車販売における「総額表示」のルール策定を始めたそうです。

総額表示を採用する中古車検索サイトなどがチラホラ出てきていますが、総額に含まれる経費やサービスの内容がバラバラなので、かえってユーザートラブルを招いたりしている事象があるようです。

そのため、公取協で総額表示に関するルールを作ることになったみたいですね。来年度の運用開始を目指しているそうです。

内容としては「整備」「納車」「保険料」「税金」「登録に伴う費用」で検討しているようです。保証付帯の有無などのグレー部分も規定をするようです。

まぁ「車両本体価格を低く設定して諸費用を多めにのせる」というのは、インターネット向けのある種の販売テクニックだったわけですが、価格が安いとユーザーに誤解させるための「騙し」だとも受け取られかねないですから、こうしたルールは必要でしょう。諸費用に利益の源泉を「盛って」いた店舗は戦術の見直しが要りますね。

しかし、いまや中古車販売台数でも1、2を争うであろう某買取大手さんは公取協に加盟していないそうですからね。現にプライスボードをこの大手さんは出していないです。おそらくルールを設けた所で今回の件も準拠しないのではないでしょうか…どうなることやら。こういうことは足並み揃えてやっていかないとユーザーの信頼を得られないのですがね…。

2013年5月9日木曜日

中古車「鑑定」は無駄じゃないのか!?












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コレを言うと怒られそうなのですが、ちょっと言いたいのです。

最近流行している中古車の「鑑定」サービス。
どうにもなんだか釈然としないのです。

アレって「この時点ではこういう状態でしたよ」以上、おわり。
ってだけで、それ以上でもそれ以下でもないですよね?

何かが良くなるわけでもないし、何かを保証してくれるわけでもない。
「◯◯鑑定」の◯◯が品質を請け合ってくれるんですかね?違いますよね?

ちょっと前までは「認定」って言ってましたよね?輸入車ディーラーでやっているアプルーブドカーと同じモノっぽくミスリードしてましたよね。たぶん意図的に。

アプルーブドカーはディーラーが点検整備・保証を付けているクルマですけど、件の「認定」は「現状はこういうモノですよ。紙に書いておきますね」ってだけでしたよね?ぜんぜん別モノなわけです。なのに同じものと混同されて問題ありそうなんで、「鑑定」に名前を変えたんですよね?中身は変わってないですよね?

ん〜品質基準の無かった中古車に、ある種の基準を創った点は良いと思います。そこは評価できます。ユーザーの利益に繋がるでしょう。しかし、アプルーブドカー的な誤解は依然としてあるように思います。

また、販売店にとっては「鑑定」を付けると、在庫情報を掲載している中古車検索サイト上での露出が優遇されるので、広告順位を買うというオプションでもあります。広告順位を売るのはビジネスとしてありです。これもOKなんだと思います。

しかし、これって何だか無駄ですよね…。コストだってしっかり発生していますし。「現状はこういうモノですよ。紙に書いておきますね」って内容であれば、オークションの出品票でよくないですか?まぁ、すべての中古車がオークションを経由するわけではないですが、大半のクルマはオークションで検査を受けますからね。走行管理チェックだってしているわけですし(アレも完全無欠ではないですが)、同じような検査をやって鑑定云々と名前を変えてコストをまたかける…エラく効率が悪いです。結局はユーザーの購入価格に乗ってくるわけですし…。

まぁ、オークションの出品票では具合が悪いっていう事情もありますがね。オークション会場は検査結果に責任持ちたくないですから。検査はあくまで(善意の)サービスというスタンスですからね。なので、一般ユーザーへ検査結果が使われるようなことは避けたいはずです。検査ミスや漏れがあっても泣き寝入りさせられる販売店とは違って、ユーザーはオークション会場と利害関係がないですから、ガンガン責任を追求してくるでしょう。会場にしてみれば、そういうやり取りは面倒だしコストもかかる…やりたくない。そんなトコロでしょう。

また、検査のガイドラインがNAKで一応取り決められているといっても、運営が変われば基準も怪しいですし、運営が同じでも会場毎でバラつきがありますから…っとはいえ、現状は「鑑定」も乱立しているので、バラつき加減はあまり変わらないですかね?であれば、すべてのオークション会場で検査基準をキッチリカッチリ揃えて、検査結果をユーザー向けにオフィシャルに使えるようにするべきなのではないでしょうか。NAKでの出品履歴のデータとかも付加して、ユーザー向けに使えるようにしたらいいのではないですかね?ダメ?

ついでに損保や修理工場等ともネットワークを構築して、いろいろな履歴も合わせて管理できるような仕組みを整えたらいいんじゃないですかね。遠くないうちにクルマはインターネットに繋がっていくでしょうから、そうした履歴は集約されていくはずです。履歴データを関係者間で共同利用できるようにすれば、もっと効率的で透明性のある流通を実現できるようになるのではないですかね。

とかなんとか言っちゃってみたものの…ん〜ちょっと考えただけでハードル有りまくりだなぁ…。NAKさん、がんばって。JUさんでもいいですよ。




2013年5月7日火曜日

ゲーム・アニメコンテンツとクルマの関わり方を考えてみる














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トヨタの公式痛車に180件の購入申し込みがあったらしいけど…
スマホやアニメで車離れに歯止めを

痛車ではクルマ離れをどうにもできないでしょうに。
痛車カルチャーを否定はしないし、メーカーもゆるーく関わりながらプロモーションに活用していけたらいいのではないかと思いますがね、期待する部分がちょっと違う気がします。

メーカーが痛車カルチャーに絡んでも、基本的には人気の出たコンテンツへの便乗みたいなモノなので、クルマ自体の魅力や価値とはまったく関係がないです。痛車自体はクルマのひとつの楽しみ方だし、メーカーもカルチャーの育成には関わって損のないことかと思いますが、単純に迎合するのは間違いでしょう。

なんといってもクルマ離れの一番クリティカルな要因は経済的な部分なのです。コストに対して享受できるメリットが低い、もしくは、魅力を感じない、お金をかける価値を見いだせない、ということです。痛車はコンテンツ自体の認知拡大にはなっても、クルマの価値を訴求するものにはならないのです。高いコストをかけてまでクルマである必要性が見いだせません。おそらく、痛車カルチャーを担っているヒト達は、少なからずクルマに興味を既に持っていた層なのでしょう。この層はあまり開拓の余地がありません。これ以上、深耕することはできません。

一方で、別の層への広告効果という側面は多少あるかと思いますが、クルマの購入や所有へ繋がる動機の一因に成り得るのかというと、残念ながらそうではないでしょう。プロモーションには使えても、課題の本質的な解決策にはなり得ません。

しかし、ゲーム・アニメといったコンテンツの利用は進めていくべきです。これまでリーチできなかった層への訴求効果は期待ができます。では、どのような利用の仕方が望ましいのか。それは、コンテンツの人気を利用する方法ではなく、コンテンツとの企画レベルからの融合です。コンテンツ自体の一部になるということです。クルマのある生活や日常を魅力的に見せる、クルマに憧れを持ってもらえる、共感を抱いてもらえる、そうした情緒的なものを魅せて伝えるパッケージを創ることが、今後は必要なのではないでしょうか。

ちょっとズレてしまいますが、中古市場では人気のあった映画やドラマで使われた車種は、同程度のクルマと比べても相場が高かったりします。熱心にそのクルマを探しているヒトがいるからです。これはコンテンツとクルマが渾然一体となってユーザーを魅了した結果なのではないでしょうか。クルマがコンテンツの一部になっていたのです。

コンテンツの人気に便乗するのではなく、コンテンツの一部になる。
ゲーム・アニメコンテンツとクルマの関わり方は、それが望ましいのではないでしょうか。

あー、あと安易にスマホスマホって風潮にも思うトコロがありますが、それはまた別の機会にでも…マツダのアプリは良かったけどね。

それはそうと、180件中のどのぐらいが転売目的だったんだろうか…ということが気になって気になって…。プレミアつくのかなぁ。