2013年2月21日木曜日

JU中販連のWebサイトがちょっと残念な件














photo credit: Jacob Whittaker via photopin cc

たまたま「社団法人日本中古自動車販売協会連合会」(ながっ!)のページを見たのですが、ちょっと思ったことがありまして…。

最近、JUさんでチカラ入れてやってる「中古自動車販売士」なんですけどね、
いや、この取り組み自体はぜひがんばって欲しいと思っているのですが、
Webサイトのコンテンツがちょっと…アレでして…。

上記のサイトで全国の販売士を検索できるようになってるんですが、
そこに出てくる写真が…。

いや、販売士の皆さんは悪くないんですよ。これは運営側の問題だと思うんですよね。「中古自動車販売士」って、中古車販売店のイメージや信頼度をアップさせる取り組みなんですよね?

それであれば、あの写真はマズくないですかね?
いや、くどいようですが販売士の皆さんのせいじゃありませんよ…。

あのような使い方をするのであれば、きちんとプロが撮影するなり、それなりのクオリティで統一できるようにするべきでした。また、ドレスコードの設定も必要でした。

正直、あのカンジの写真がぐわーっと検索結果に出てくるのはいただけません。
やっぱりクルマ屋さんって怖いなぁ…って思われるのがオチでしょ!?
販売士のイメージ画像との落差があり過ぎるわ…。
完全に運営側の配慮が不足していますよ。
販売士の方たちも、あの扱いじゃ可哀想です。

もうちょっとイメージ戦略をカチッとした方が良いですよ。
っという外野のお節介です。はい。

2013年2月18日月曜日

中古自動車買取業界に向けられる目は厳しさを増していく














photo credit: Degilbo on flickr via photopin cc

特定商取引法の一部改正。

「特定商取引法」一部改正!!出張買取は死亡フラグ確定!?
特定商取引法の一部改正!四輪は規制対象外になった模様!

今回、四輪車は適用除外されましたが、これに不満を示す声が業界外からあがっているそうです。今後は更に中古車買取には厳しい目が向けられることでしょう。

今月12日、経済産業省は中古車の買取に関するトラブルが増加傾向にあることを背景に、中古車買取事業者と査定サイト事業者に対して、消費者トラブルの解消・防止を求める「中古自動車の買取等の適正化に向けた方策の在り方について」という提言を公表しました。

”今回、学識経験者、消費者関係機関、業界団体などを交えた研究会での検討結果が取りまとめられた。提言は、以下の通り。

1.中古自動車買取業界において、取引条件を明確にするためのモデルとなる契約約款を策定することや不誠実な値下げの禁止等に係る業界の行動基準を策定すること及び的確な実施。
2.中古自動車買取業界において、買取に要する実費(名義変更の手続費用など)を大幅に超える解約料の請求を禁止すること及び勧誘時から消費者に対して買取に要する実費の目安を提示すること。
3.査定業者を仲介するサイト上での消費者が買取の勧誘を承諾するかどうかの判断を慎重にする仕組みづくり等の具体的な対策。
4.業界の消費者相談窓口への消費者生活相談に係る専門的な知識・経験を有する者の活用等。
5.消費者からの信頼向上のための措置の効果的な実施のための関係者間での連絡、
検討を行う仕組みづくりと定期的な報告等のフォローアップ。”
※レスポンス記事「経産省、中古車買取の適正化に向けた検討結果を発表」より

今回の提言を受けて、買取業界は自主規制と標準約款づくりを進めていますが、これらが効果をあげられず、消費者からの相談件数が減少しなかった場合は、再度、法規制の問題に直面する恐れがあります。

業界の自助努力で解決できるといいのですが…。


続報
「自動車購入協会」が発足するそうです

2013年2月6日水曜日

オートオークションの近況についてのまとめ












photo credit: Keoni Cabral via photopin cc

2012年のオートオークション流通台数は729万9905台で、前年比12.1%増でした。
終盤は息切れしたものの、エコカー補助金の影響で4年ぶりに増加に転じており、成約台数は前年比で8.8%増の416万1746台でした。
成約平均単価は前年比9.6%減の47万7千円で、低年式車両が増えたことがわかります。

2013年は補助金が終了しているため、新車販売が落ち込むことが予想されており、中古車の流通量の減少が懸念されています。一部では政府の景気回復策により代替えが進み、高品質の中古車の流通量が増えるとの期待もあるようです。

年明けのオークション市場はタマ不足が続いており、例年と比べても出品台数の減少が目立ちます。反対に成約率は70%を越えている会場が大多数といった状況であり、タマの奪い合いが激化していることが見て取れます。

また、おりからの円安傾向もあり、輸出業者による応札が活発化しています。落札金額も高額化しており、国内専業店では仕入れられないといったケースも散見されています。

年度末へ向けて商品の仕入れが積極的に行われいますが、小売りの状況が好転しない場合、仕入れたクルマを捌けない販売店が出てくることが予想されます。
3月末までの市場の動向次第では、廃業を余儀なくされる小規模店が増えることが懸念されます。

年明けからは小売りの状況が好転してきているとの見方もあるようなので、市場の回復に期待したいところです。




2013年2月5日火曜日

インターネットで中古車を販売するための3つのポイント













photo credit: @Doug88888 via photopin cc


若干釣り気味のタイトルっぽいですが…。
いや、怒らないでください。
一応、これまでに集めた知見から、
代表的なものをピックアップしてみようと思いますので…。


では、はじまりはじまり〜



え〜、インターネットで中古車を販売する際、
実施・留意したいポイントはいくつかありますが、
まずは以下の3点を押さえてみるとユーザーの反応が大きく変わってきます。

①お店の情報を発信する
どんなお店で、どんな人間が、どんな想いでやっているのかを発信しておきましょう。
やっぱりブログがおススメですね。
挫折してしまうお店が多いですが、ネットで商売する際には重要なツールでしょう。

ユーザーにしてみれば、お店を知ることができる数少ない情報源になります。
少ないテキストと画像だけではお店を窺い知ることはできません。
リアルな血の通った人間であることを実感できるリッチなコンテンツは不可欠です。

内容は日常的なことから始めてOKです。人となりがわかるものが望ましいですね。
キャラクターを見せることで、ユーザーの不安を取り除き、
心理的ハードルを下げ、親近感を持ってもらるようになります。

ブログは継続が負担だと感じるようであれば、もう少し手軽なTwitterでもよいと思います。
埋め込みガジェットなどを利用すればホームページに簡単に表示ができますので、
毎日ちょこちょこつぶやいておけば、十分コンテンツになり得ます。

②キラーコンテンツを用意する

・希少車
・輸入車
・相場より安価な車両

これらがネットで引き合いの強いクルマです。
言い換えると、ネット販売しやすい、ユーザーが能動的に発見してくれるクルマです。

何の変哲もないコンパクトカー等では、なかなか注目してもらえません。
ネットでユーザーに訴求するためには、上記のような目玉となるキラーコンテンツが必要です。

まず、キラーコンテンツでユーザーを自店のサイトへ誘導します。
前述のブログ等を絡めることでお店のことを知ってもらい、お店への興味関心を喚起します。
お店への興味関心は、他の在庫への十分な導線になります。
車両単体では見つけてもらいにくい普通のクルマも、お店が切り口になれば露出の機会を増やすことができます。

③とにかく情報を開示する
写真点数は可能な限り増やしてしてください。特にキズやへこみ、補修跡などは画像を多めにアップしてください。決してキズが写らない角度で撮影したり、太陽光で反射を作って目立たなくしたり、Photoshopで修正したりしないでください。ネガティブなポイントほど念入りに撮影してアップしてください。

画像をたくさんアップしたら、ネガティブポイントの説明をしてください。どの程度のものなのか、機能に影響があるのかないのか、修復工数の度合い、予算的なもの、または、納車時には仕上げるので問題ないこと等々、ネガティブポイントの説明とリカバリーについて解説を「これでもか!」というぐらい細かく行ってください。

写真には写らない機関系についても、可能な限り状況を開示してください。
出せる情報はすべて出し切っちゃってください。

これまで中古車販売は、業者とユーザーとの間の「情報の非対称性」を利益の源泉としてきました。悪く言えば、ユーザーがよくわかっていないことをいいことに、業者が有利に事を進めて儲けてきました。

しかし、インターネットが普及してきた現在では、この「情報の非対称性」は解消される方向にあります。極端な例では、ユーザーはそのクルマの仕入れ値を知ることだって不可能ではありません。そうした状況下においては、情報を開示しないというスタンスはマイナスに作用します。一見、売り手側に不利益をもたらしそうなネガティブな情報でも、オープンに開示することで新しい価値を生み出すことができます。

オープンで誠実な態度というものは、ネットで商売をする上では重要な資産になります。
いかにネット上に公開している情報だけで、ユーザーの信頼を勝ち得ることができるかということは、今後は生死をわける重要な課題となります。

詳細を事細かに開示することは非常に手間です。正直なところ、かなりの負担になります。
しかし、手をかけた分だけ確実に結果につながります。これは間違いありません。
ぜひ、手間を惜しまずに実施してみてください。



さてさて、
これまでにあげてきた3つのポイントをまとめると、

①お店を知ってもらう仕掛けをし、
②目玉となるクルマを戦略的に活用し、
③オープンでフェアなスタンスでユーザーと向き合う

っということになるかと思います。

騙されたと思ってちょっとやってみてください。
効果がなければ止めればいいだけの話しですから…。