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これからは専門店に有利な時代になります。
インターネットが普通のモノになったことで、マイナーなモノやニッチなモノに、簡単にアクセスすることができるようになりました。
インターネットが広く普及し始めた当初は、情報へのアクセスの仕方はポータルサイトへ訪れることから始まっていました。ポータルサイトに情報が載っていないと、ユーザーの目に触れることが難しい状態でした。
しかし、現在では知りたい情報は直接検索することが当たり前になっています。必ずしも情報がポータルサイトに載っている必要はなくなりました。Webにさえ情報をアップしていれば、それを必要としているヒトが自分から探してくれます。
実際、Webで売れるクルマは輸入車や希少車、旧車などがメインです。こうしたクルマは、欲しいユーザーが自分から検索して見つけにきてくれます。
反対に、普通のフィットやカローラでは、ユーザーから見つけてもらうためには、露出の高いサイトに掲載したり、値段に特徴を出したり、相当な努力が必要になります。
インターネットの普及はマイナー・ニッチに光を当てることになりました。
そして、もうひとつ大きなうねりが控えています。
日本はアジアの中ではインターネットの普及率はトップですが、ソーシャルメディアの利用・活用はまだまだ低い状況です。
アジアのネット人口は今や10億人以上−アジアのソーシャル、モバイルはいかに
これから先、ソーシャルメディアが日本でも広く浸透していけば、その恩恵を一番受けることができるのは専門店です。ユーザーはますます簡単にマイナー・ニッチな情報へアクセスすることが可能になるからです。
そうした状況が目前まで迫ってきています。インターネットで情報を発信しないという選択はあり得ません。以前のエントリーでも触れましたが(もう車両本体は利益の源泉ではない!?)、ホームページすら持っていない店舗が大半の状況です。情報をWebでこまめに発信するだけでも雲泥の差がつきます。
更に、お店に専門性を持たせることができれば、これからの時代を他店より有利にサバイブできます。
小資本・小規模のお店にとっては、専門店化していくことが、生き残るためのひとつの戦略となることは間違いないでしょう。