photo credit: Elizabeth Abernathy via photopin cc
え〜、ちょっと前まで暑くて茹だっていたのに、
いきなり寒くなるもんだから風邪なんかひいちゃったりして、
やれやれな昨今ですが気がついてみるとなんとっ!!
エコロジーやサスティナブル(持続可能な)であることは、
ある種のステータスを誇示する、かっこよくてオシャレなモノ。
になってました。
環境への負荷を考慮したライフスタイルやマインドは、
先進的で尊敬されるモノ。
になってました。
そうです!
価値観は変わったのです!!
知ってました!?
いや、もーびっくり。
お元気ですか?
環境に配慮しないモノや行動はかっこ悪いのです!
クリーンでないことはクールじゃないのです!
ハイソサエティ(社会的上流階層)じゃないのです!
大丈夫でしょうか?
次いきます。
中古車のことです。
これまで永きにわたって「中古車最大の魅力はコストである!」
っという訴求の仕方をみんなでしてきました。
いやまぁ、実際そーなんです。コストなんです。
しかし、これは事実ではあるものの、反作用として、
「中古車=プアマンズカー」
という構図もつくってしまいました。
その結果、中古車は積極的なポジティブな選択肢としては、
押しの弱い商品になってしまったのです。
そこでコレです。
ワタシは以前、中古車という選択は、
実はひとつのエコロジー活動になり得るんですよー
っという説が存在することを取り上げました。
(エコロジーはそんなにエライのか!?について考察する)
実際、中古車関連の企業さんの中には、
このロジックを使用済みなトコロがあります。
プロトさん
中古車に乗ることこそが最高のエコカーライフ
スタートラインでCO2排出量ゼロの中古車のほうが、じつはエコなクルマになるのです。
おぉっ!!エコロジーという切り口で、
中古車はポジティブな選択肢になり得るのではないか!?
こいつはすげぇ!
冒頭に述べたように、エコであることはクールでオシャレでハイソで時代の最先端でセレブちっくで精神的にもお財布的にも余裕がありそーで思慮深そーで知性が高そーでムニャムニャなわけですよっ!!
プ○ト社もガ○バー社も、この切り口で押してたか…?
活用できてたっけ…?
…
なぜこの概念は活用できていないのか?
わたし気になりますっ!
ってことで考えてみました。
思うに、この概念自体は時流にマッチしたものなので、
訴求の仕方に何か問題があるのではなかろうか?
では何が問題なのか?
それはおそらく、この概念だけでは消費者の欲望は満たされないからでしょう。
エコロジーやサスティナビリティに関心がある意識の高いワタシ。
このことが第三者からもわかる仕組みが必要なのです。
欲望を満たしてあげる。
これがあらゆるビジネスのすべてです。
誰の欲望も満たさないアクションには価値が産まれてきません。
他者から認められたい。
この欲望と概念(中古車=エコ的なやつ)がうまくマッチしていないために、
前述の2例はうまく機能していないのでしょう。
ヒトは他者に認められるということが、
ある種の言動を行うためのインセンティブになります。
エコロジーやサスティナビリティに関心のある意識の高いワタシ。
これを第三者が認める仕組みが必要なのです。
この仕組みがないと、先の概念を活用したPRなどは不発に終わってしまうと思います。
他者に認められることによって得られる報酬は冒頭に述べた諸々になります。
オシャレでクールで先進的なわたし…。
この概念と報酬の関係に便宜上、名前を付けたいと思います。
名付けて、
エコエコインセンティブ
このエコエコインセンティブを仕組みに落とし込む方法ですが、
ざっくりした建て付けとしてはコーズリボンのようなモノがいいのではないかと思います。
こちらさんは裾野と間口が広過ぎて、何でも屋みたいになっているので
(あと、若干ビジネス臭がしなくも…)
設計を整理し直して、趣旨を再設定すれば、なかなか良いものになりそうな気がします。
何より、中古車に新しい価値を付加することができるかもしれません。
リユースすることでサスティナブルな社会を実現。
どなたかやってみませんかね?なんなら無償でお手伝いしますので。
※今回のエントリーの前提として
ワタシは欲望を負の感情と捉えていません。
欲望に対する捉え方はコチラでも確認できます。
「私利私欲は声高に叫べっ!」