photo credit: luxuryluke via photopin cc
「車両本体では利益を考えていない」
最近、そういう話をよく聞きます。
車両の販売自体は利益の源泉ではなく、
マーケティングだと。
車両販売をきっかけとして、周辺事業でいかに収益化をするのかが課題だと。
これを聞いて、シェーバーやプリンターのビジネスモデルを連想しました。
シェーバー(カミソリのヤツです)やプリンターは、
本体を利益が薄い廉価で販売をすることで市場に浸透させ、
替え刃やインクで継続的に収益を上げていくビジネスモデルを採用しています。
どこで利益を出すのか、中古車販売のスタイルも多様化が進んでいることを感じます。
車両本体に利益を乗せて儲けを出していく手法は、転換期に来ているのかもしれません。
もちろんすべてのお店に該当する話ではありません。
印象としては、小規模のお店ほど大胆にスタイルを変化させているように見えます。
このビジネスモデルで重要になってくるのは顧客のロイヤリティ(忠誠心・愛着)です。
どれだけ熱心に自社の顧客でいてもらえるか。
それが明暗をわけます。
日頃から顧客とのリレーション(関係)をいかに築いていくか。
顧客とどのようにコミュニケーションを取っていくか。
これらが重要なポイントになってきますが、
悩んでいるお店も多いようです。
悩んでいるお店の多くは、
顧客とコミュニケーションを取るためのチャネルが少ないのではないかと、
個人的には思います。
某企業系オークション会場の会員企業のうち、
70%以上がホームページを持っていないそうです。
当然、他のネット系ツール類の利用もあまり望めないでしょう。
この業界はIT化がなかなか進まない業界のひとつですが、
前述の数字はその実態をよく現していると思います。
「ウチのお客はインターネットなんか使わないから」
これもよく聞きます。
果たして本当にそうなんでしょうか…。
ITでコミュニケーションの取れないお店の状況を、
煩わしく感じているかもしれません。
まぁ、こんな些末なブログの記事を読んでくださっている方は、
リテラシーの高い方なんだと思いますので、
こんな話しとは無縁のことだと思いますが…。
そうじゃないお店の方ですよね…
ん〜
大事なことだと思うので、
早く気づいてほしいんですけどね…。