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ホンダが特別協賛したアニメがリリースされたとのことで、
ちょっと話題になっていました
ホンダホンダホンダしてます…。
ホンダ党以外のヒトはつらいかもしれませんねぇ。
販売が落ち込み苦戦を強いられているメーカーの課題のひとつに、
若年層ユーザーの獲得があります(特に二輪車はユーザーの平均年齢が高齢化していますので)。今回の作品も若年層へリーチするためのマーケティングの一環のようですね。
作品に愛着をもったヒトはメーカーに対しても親近感を持つようになるでしょう。
また、作中に出てきた車両を街中で見かければ、
それを正確に認知できると思います。
こうしたユーザーとの接点は、
将来的な車両購入の動機になる可能性があります。
すぐに結果につながらないとしても、
少なくともファンを獲得することができます。
メーカーにポジティブなイメージをもったユーザーが、
実際に購入を検討する際、最初に思い浮かべてもらえる可能性が高いです。
これは大きなアドバンテージです。
将来顧客とのコミュニケーションとして、
アニメ作品の活用は非常に有効だと思います。
以前のエントリーでも言及していますが、
ポップカルチャーやオタク的なモノとクルマについて考える
メルセデス・ベンツの新型Aクラスのアニメキャンペーンをみて思う
いまやアニメは若年層や海外をはじめとした、
幅広いユーザーへリーチすることのできる強力なメディアです。
メーカーが伝えたいメッセージを織り込んで、
ユーザーとコミュニケーションをはかっていくことは十分に可能です。
これまでも実車が登場するアニメや漫画は存在しましたが、
どちらかというと自然発生的に出てきたものを、
メーカーが後追いするという構図だったように思います。
しかし、最近はメーカーが主体的に関わり、
アクションを起こすように変わってきていると感じます。
冒頭のリンク先のインタビューを読むと、
ホンダ側から見せ方や考え方のオーダーがあったようなので、
この作品にはホンダの意思やメッセージが織り込まれていると
言えるのではないでしょうか
アニメが有効なメディアになってきている現状を踏まえると、
今後はマーケティングや販売に、
アニメを積極的に活用していく自動車メーカーが
もっと増えるのではないかと思います。