2012年4月8日日曜日

シェアリングにもいろいろカタチがありそうです


                              














 photo credit: ΞSSΞ®®Ξ_FAV via photopin cc


桜が咲いています、春ですね。86が出ましたね。
…っと何の脈絡もなく始めてしまいましたが、個人的にはBRZの方が好みです。
…っとこれまた関係ないですね。失礼しました。

乗りたいっ!と思うのですが、ワタシが所有することは現実的ではありません。おそらく、ワタシと同じように、自分には現実的ではないなっと思っているヒトはたくさんいそうです。

ライフステージ(小さい子供がいる等)、物理的制約(駐車スペース等)、経済的制約(2台は所有できない等)、興味関心だけでは突っ込んでいけない事情は結構あったりします。(これらを押さえ込んで没頭できるヒト。尊敬します!うらやましい…)

クルマとの関わり方は、これからの社会ではもっと柔軟になっていく必要が出てくると思います。カーシェアリングやレンタカーなど、使用価値にフォーカスしたサービスが存在感を増していくことでしょう。販売の現場も、これらのムーブメントを脅威と捉えるのではなく、既存事業にどのように取り込んで掛け算ができるのかを考えていくことが求められます(自動車の使用価値が重視されていく今後において 販売だけでは難しいかもしれないから考えてみた)


前述の86・BRZのような俗に言う「スペシャリティカー」は、ファーストカーとしては所有しづらいということは事実だと思います。なので、こうした性格のクルマを「共同所有」というカタチで訴求してみてはどうでしょうか。

カーシェアリングはクルマを完全に「道具」としているので、使われるクルマには個性や嗜好は求められていません。利用者側も「機能」の「利用」を目的としているので、そこでは情緒性は問題にされていません。なので、通常のカーシェアリングとは違う、「乗りたいときに乗る興味関心の対象である好きなクルマ」を、必要となるコストを複数人で負担し合う「共同所有」というスタイルで提案することは意味があるのではないでしょうか。

もちろんオペレーションの設計(どのように管理していくか等)に課題があるのは事実ですが、既存ツールを応用すればイニシャルコストはそこまで大きくならないのではないかと思います。

日頃の管理・運用を請け負い、同時に点検・整備をパックにすることで自社への導線を引き、そして、契約期間を最初の車検などに設定しておけば、リセールのあるうちに下取りもできるので、ストックビジネスとしても優れているモデルのように思います。

しつこいようですが、今後は販売だけでビジネスを成立させていくことは、ますます困難になっていくことが予想されます。販売や所有に縛られない新しい形態を創っていく必要があるでしょう。