photo credit: Hugo90 via photo pin cc
新・中古車流通の今後を考えてみる①
いいタマは市場から減っているという現実(新・中古車流通の今後を考えてみる②)
今回は③です。
良質車の確保が難しくなっていくことは前回までに触れましたが、
では今後はどんなアプローチが考えられるのでしょうか。
個人的には、市場はどんどん「発生源を如何に押さえるか!」っという方向へ向かわざるを得ないと思っています。
どういうことかと言うと…
今、街中を走っているクルマの情報を押さえる
っということです。
ん?何いってんのかわからん?
そーですよね、
こんなこと真剣に言ってるとアタマがアレでナニなヤツだと認定されること請け合いですからね。
でも言っちゃいます。
中間流通市場にクルマが出てくる以前に、
クルマの情報(正確には保有者の情報も)を確保しておき、
リレーションシップを確立しながら代替えサイクルを促す施策を打ち、
手放す際はそのまま自社に入庫してもらう。
って、書くと通常のバリューチェーンの考え方と変わらないように見えますよね?
ふっ。お客さぁん、アレでナニなのはこれからですよ。
エンドユーザーが今現在乗っているクルマを共有在庫としちゃおう!
はい、きた。
あ。そこ引かないでください。
エンドユーザーが乗っているクルマの情報をデータベース化して、
業者とユーザーに公開をします。
そして、購入希望のユーザーが公開されているクルマに興味を持ったら、
現在の所有者にオファーを出します。
んで、あとは商談をして取引を成立させる。ちゃんちゃん♪
ってのが簡単な概要です。
異論認めます。
うぇるかむ。
おそらくコイツを一番実現できる可能性が高いのは、
ディーラーさんではないかと思っています。
まぁ、ディーラーさんがそこまでメリットを感じるかは別の問題ですが。
管理顧客の情報をキチンとマネジメントできていると、
けっこうできることがたくさんあります。
※個人情報の乱用・悪用っという意味ではありません。
今後、市場が形成されていくC2C(個人間取引)にどのように関与していくか?
これはしっかり考えなければいけない重要な課題のひとつだと思います。
関わり方によっては「吉」とも「凶」ともなり得ます。
次は
市場におこっているムーブメントについて考える(新・中古車流通の今後を考えてみる④)